2013年4月 巻頭言
御津医師会会長 森脇和久
春爛漫とまではいきませんが、すっかり春めいてまいりました。会員の先生方いかがお過ごしでしょうか。
本年4月1日より一般社団法人御津医師会として新年度を迎えるにあたり、ひとこと所信を述べさせていただきます。
? 新法人の運営、医師会活動について
前年度の理事の先生方にもう一度理事をお引き受け頂き、理事会を中心とした医師会運営をしたいと思います。また、総会をはじめとして医師会員がお互いに顔を合わせられる機会が増えるように、講演会や各種の委員会(例えば在宅医療推進のための会、医師会の年会費を考える会等)、勉強会、親睦会などを積極的に開きたいと思います。しかし、今まで通りの医師会活動を維持するためには年会費の増額は避けて通れない課題で、新法人設立のこの機会に全会員での十分な議論が必要と考えます。
? 県医師会、市内医師会連合会への積極的な参加について
県医師会も4月1日より新法人へと移行され、御津医師会の代議員も3名に増員されました。医療センター副院長佐藤利雄先生に新たに代議員に加わって頂き、御津医師会勤務医の代表として頑張っていただきます。県医師会も難題が山積していますが、現丹羽執行部を支持しつつ、弱小医師会なりの役割を果たしたいと思います。
岡医連におきましても、滝澤理事長はじめ六医師会の先生方と協力しつつ現体制の維持に努めたいと考えます。また同時に、当医師会の相互扶助精神に則る「有事医師派遣制度」を他医師会との間で構築できないか、模索していきたいと思います。
? 在宅医療連携推進事業について
大橋、大森先生はじめ多くの先生方、御津医師会地域連携室の方々、事務の岡田さん等、多くの方のご協力でこの事業を推進しています。「御津医師会が地域医療連携の核になる」との目的ではじめてきましたが、「みつネット」、「津高・一宮ネット」、「吉備中央ネット」の三つの多職種連携の場が出来上がり、十分機能し始めています。今後はこの三つのネット組織を活用して、在宅医療を推進しつつ、多職種、異業種との連携を大いに深め「地域づくり、まちづくり」のための地域包括ケアに医師会を挙げて取り組みたいと考えます。
以上、このほかにも沢山の課題があることは重々承知しております。会員の皆様方からのご意見をいただきながら、新法人の運営に努力したいと思います。
ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
投稿日時: 2013-03-30 18:05:34 (803 ヒット)