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2025年3月 巻頭言

巻頭言

御津医師会理事  
熊代 俊

 皆さま、日頃より地域医療の発展にご尽力いただき、心より感謝申し上げます。私はこのたび、地区医師会の理事を拝命し、微力ながら地域医療の充実に貢献できればと考えております。
 さて、私は40歳を超え、自身の健康管理の重要性を改めて実感するようになりました。診療に励む日々の中で、健康を維持することがいかに大切かを身をもって感じるようになり、最近では毎朝ジョギングを習慣化するようになりました。運動の爽快感とともに、体力の向上や精神的なリフレッシュを実感しており、患者の皆さまにも適度な運動を勧める機会が増えています。
 運動がもたらす健康効果は多岐にわたります。ジョギングのような有酸素運動は心肺機能を向上させ、動脈硬化の予防に効果があるとされています。また、適度な運動は筋力を維持・向上させ、加齢による筋肉量の減少を防ぐ役割も果たします。さらに、運動によってエンドルフィンが分泌されることで、ストレス軽減や気分の向上につながることも知られています。特に朝の運動は体内時計を整え、日中の集中力や作業効率の向上にも寄与します。
 また、私のもう一つの健康習慣として、サウナがあります。サウナは近年、日本でも健康維持のためのツールとして注目されており、その効果が科学的にも証明されつつあります。たとえば、サウナ浴は血管の拡張を促し、血流を改善することで心血管系の健康をサポートします。また、発汗によるデトックス効果や自律神経の調整、さらにはストレス軽減や睡眠の質向上にも寄与することが知られています。特に、温冷交代浴を行うことで交感神経と副交感神経のバランスを整えることができ、リラクゼーション効果が高まります。
 さらに、サウナには「ととのう」という独特の感覚があります。これは、サウナと水風呂、外気浴を繰り返すことで、深いリラックス状態と爽快感を得ることを指します。私自身、初めてこの「ととのう」感覚を体験したとき、その心地よさに驚き、それ以来サウナに魅了されるようになりました。まるで体と心がリセットされるような感覚で、一日の疲れがすっと抜けるように感じます。
 このように、健康を維持するためには日々の生活習慣が大きな影響を与えます。医師として患者さんの健康を守る立場であると同時に、自分自身の健康管理にも気を配ることが重要だと改めて感じています。地域の皆さまに対しても、運動やサウナを含めた健康習慣の大切さを伝え、実践していただくことで、より健やかな生活を送っていただければ幸いです。
 これからも地域医療の発展に尽力してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 

投稿日時: 2025-03-03 13:57:30 (24 ヒット)

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