健康市民おかやま21in中山会議
平成26年度第2回北市民健康づくり中山会議
日時 平成26年10月29日(水)13:30〜15:00
場所 一宮地域センター
参加
町内会長、愛育委員、栄養改善協議会、小学校、保育園、岡山市、
保健センター、包括、歯科医師会、薬剤師会、栄養士会、医師会等
(医師会)今井、 事務局:岡田
中山学区連合町内会長・黒住さんの開会挨拶より始まる。
地域での活動報告ののち、本題の11月24日開催予定の健康市民おかやま21中山会議の打合せをする。今年のテーマは、「家族からひろがる健康の輪」で、講演の後、今年できた「OKAYAMA!市民体操」を参加者全員で実施予定。御津医師会は、昨年に引続き、ブース出展をする。
それぞれの情報交換をして、解散となった。
次回は、3月3日(火)13:30〜の予定。
健康市民おかやま21(第2次)in中山
日時 平成26年11月24日(月・祝)10:00〜13:00
場所 中山小学校体育館
参加
中山中学校区市民、御津歯科医師会、薬剤師会、包括支援センター、公民館、
栄養師会、愛育委員、児童館、小学生、関係団体等
(医師会)今井、大守、 事務局:岡田
健康おかやま21の活動も第一次の10年間をおえ、今回から第二次の始まりとなった。今年度のイベントテーマは「家族からひろがる健康の輪」として、同じ題名で、中瀬克己先生(元岡山市保健所所長、岡山大学医療教育統合センター教授)の講話や「みんなでOKAYMA!市民体操」の実技指導、地域の栄養委員による朝食メニューのレシピ紹介と試食などが行われた。他にも、各団体がそれぞれ、市民の健康につながる展示などを催していた。
当医師会としては、健康ブースで、血圧・酸素飽和度測定、骨密度測定、在宅医療・認知症・骨粗鬆症の展示・パンフレット配布、及び健康相談を行った。
このような機会を有効に活用し、地域の方々との顔つなぎや、疾病や医療制度,さらには医療―介護のことまで啓発や意見交換を進めてゆければ、と思った。
(大守)
投稿日時: 2015年01月15日 (1111 ヒット)
「晴れやかネット」拡張機能勉強会
日時:平成26年3月24日(月)19:30〜21:00
場所:リーセントカルチャーホテル
講師:岡山県保健福祉部医療推進課 幸坂諭志先生
参加者
計30名 歯科医、薬剤師、ケアマネ、介護関係、病院、県、市
御津:森脇、塚本、駒越、難波晃、大橋、宗盛、
連携室:成広、事務局:岡田
岡山県の「晴れやかネット」担当幸坂諭志先生を講師に迎え、「晴れやかネット」の拡張機能についての勉強会を行った。
1.「晴れやかネット」の基本機能と拡張機能の概要
岡山県、岡山県医師会、岡山県病院協会の三社が設けた団体だったが、一
般社団法人へ移行した。病院の電子カルテや画像などの診療情報を、かか
りつけ医の診療所などで閲覧することができる医療情報ネットワークで、
医療機関の役割分担と連携の促進を図り、効率的で質の高い医療を提供す
るために設けられた。
今後は在宅医療や居宅介護といった地域医療に関する多職種・多拠点の関
係者間の情報共有をスムーズにする基盤として、連携機能を強化する。
2.構築したシステムの詳細と今後の将来像(両備システムズ)
今後の展開として、各モデル地域で機能の提案をして、より充実した機能
を持てるように検討している。現在、?タブレット端末での利用を可能に
する、?糖尿病疾病管理、?大規模災害を想定したデータ保守、等を検討
している。
26年度中は多職種に関してはVPNやPCを県が何台か無料で貸し出し、当面のコストも不要なので、御津医師会として今後利用できるか前向きに検討していく。
投稿日時: 2014年06月04日 (1163 ヒット)
市民と専門職による「在宅医療・介護」意見交換会 食について考える
日時 平成26年3月15日(土)15:00〜17:00
場所 リーセントカルチャーホテル
出席
市民28名、専門職:75名 計103名
御津医師会:大橋、難波経豊 事務局:岡田
市民と専門職による「在宅医療・介護」意見交換会、"「食」について考える"というテーマでワールドカフェスタイルのワークショップを行った。企画・司会は岡山市保健所松岡先生。
100名を超える、市民と専門職(医師・薬剤師・歯科医師・栄養師・ケアマネ等)の参加を得て開催された。
最初のセッションでは
・「要介護にならずにすむ」
・「いくつになっても社会参加を続けられる」ように
・「食べ物」・「食べること」について考える/学ぶ
・研修会を企画する
次のセッションでは
・「要介護になっても家で過ごせる」
・「寝たきりになっても食べる楽しみがある」ように
・「食べ物」・「食べること」を守る/保障する事業を企画する
というテーマで話し合った。
壮大な構想のテーマであったが、各テーブルともわきあいあいのいい雰囲気で、話が弾んで顔見知りになることには成功したようである。
それぞれのセッションでの発表は企画に沿ったものには成らなかったが、医師会シンポジュムでは聞く側にあった方々に自ら語っていただける場を提供できたことは意義のあることであった。
これを機に自分たちの今後を考えていただき、ずっと住み続けたい、ずっと住み続けられる地域づくりを地域の方々と専門職が一緒になって取り組んでいく決意を新たにした。
(大橋)
投稿日時: 2014年04月30日 (929 ヒット)
御津医師会在宅医療拠点事業 久坂部羊先生講演会
日 時:平成26年2月2日 14:00〜16:00
場 所:さん太ホール
講 師:医師・作家 久坂部 羊 先生
演 題:『望ましい自然死のあり方〜在宅での父の自然死〜』
参加者:300名
御津:森脇、塚本、駒越、大橋、大森、難波晃、佐藤、連携室:成広・冨田・岡田
今回「廃用身」などのミステリー作家で医師の久坂部羊先生に終末期医療についてのご講演をいただいた。
先生は大阪の堺市で訪問診療専門のクリニックに勤められ、また著書の中では、終末期ケアの在り方や医者と患者の関係性について言及されている先生であるが、今回は平成25年8月にご自宅でお父様を看取ったご経験をもとに医師としてまた患者家族としての視点でお話して頂いた。
もともと過剰な治療について批判的であったお父様は自分自身が糖尿病や白内障、前立腺がんを患った際に、最低限の治療についてのみ受け入れ、ストレスが身体によくないと自分の思った通りに在宅療養を続けていた。
先生始めご家族もお父様の性格をよく理解した上で、無理な治療もすすめず、それを親孝行と考え、お父様の意見を尊重し療養を続けさせていた。
先生はお話の中で、治療をするのが嫌、しかし病気が悪化するのも嫌だというのは不可能なことであり、お父様も治療を拒否する代わりにいつ容体が悪くなっても仕方がないという覚悟を常に持ち続け、また家族としても一緒に覚悟をしていたという。
患者本人が治療を望まないと言っているにも関わらず、患者に治療を受けてもらいたいという思いの中には患者を大切に思う気持ちが入っているのはもちろんであるが、半分は家族の死んでほしくない、死んでしまったら寂しいといった様なエゴから治療を勧めているのではないかと話された。
今回の講演会へは先生の著作のファンの方や、看護学校の学生、また在宅で多くの看取りを経験した専門職の方など多岐にわたる方が参加して下さり、看取りという重たいテーマの講演であるにも関わらず、心のあたたまる良い講演だったと多くの方に声をかけていただいた。
(連携室)
投稿日時: 2014年03月28日 (919 ヒット)
御津医師会在宅医療連携講演会「地域医療連携を考える」
『“超高齢社会における急性期病院の役割” 究極の退院時ケアカンファレンスとは』
講師 尾道総合病院診療部長 石川 哲大 先生
日時 平成25年12月16日 19:30〜21:00
場所 国立病院機構 岡山医療センター 西館8階大研修室
参加 65名
御津医師会:森脇、駒越、鳥越、大橋、難波晃、大森、宗盛、清藤
連携室・成広、冨田 事務局・岡田
尾道総合病院診療部長 石川哲大先生をお迎えし、緩和ケア科におけるケアカンファレンスの実際や他のケアチームとの連携の様子、勉強会の様子などを伺った。
尾道総合病院は地域がん連携拠点病院として診療を行っている。先生は他の緩和ケアチームや在宅のケアチームの様子を知り、顔の見える関係を作ることが地域連携に重要と考え、3年程度かけていろんな緩和ケア病棟や緩和ケアチームの見学あるいは研修を受けに行った。中でもみつぎ総合病院は緩和ケア病棟の病床数は6床ととても小さい病棟であるが、半径20?ぐらいは往診に直接出ており、総合病院の医師が往診に出ることで地域包括ケアを押し上げているチームと言える。
尾道市は医療専門の副市長を一人置くなど、医療の充実に市を挙げて協力的で、問題点などもその副市長に挙げて検討を行う体制が出来ている。また、「生と死を考える談話室」という取り組みがあり、急性期病院の緩和ケア医、臨床心理士、また、患者自身からも体験談を聞けるなど、緩和ケアに対する研修の充実を図っている。
カンファレンスについては、退院時カンファレンスには少なからず在宅の医師が参加している。在宅の医師が参加しやすいように事前にICTツールの「天かける」で情報を流して平日日中に短時間でのカンファレンスで情報交換できるようにしている。ケアカンファレンスには家族あるいはキーパーソンが必ず出席するように調整している。また、退院後2週間程度で在宅の環境(在宅医院長室・患者宅)で、モニタリングのためのケアカンファレンスを行うこともある。
顔の見える関係作りには、医師会の会合(廿日会)がずっと以前から月1回開催されており、病院医師と開業医が一同に会して飲食を含めた会合を行っており、この中で良好な関係づくりが出来上がっている。
患者がいかにその人らしく死を迎えられるか、また最期の時を過ごせるかが重要と考え「死生観」の研修も行っており、宗教家の話を聞く機会や、がん哲学外来という対話のみの外来の取り組みについても研修を行っている。
尾道と長崎で在宅医療が盛んである理由は、継代開業が多い事、坂道が多く通院できなくなった患家へ往診に行くのが当たり前という地域であったとの事。講演を聞いて思った事は、患者・家族とも安心して退院し、在宅療養に入れる状況を作ることが大切。誰のためのカンファランスなのかをもう一度考える・何が最も大切なことなのか?誰しも不安はある、しかし患者さんは家に帰りたいと願っている。本音を聞きだし、本気で対応する。どちらも出来ていないのではないか。一朝一夕にできることではないかもしれないが、そのような視点がなければ絶対にできない。家族の本音・本人の本音を本当に聞けているのか?その思いの中にある不安要素にアプローチできているか?患者さん本人、ご家族の気持ちが最も大切なのである。そして、協働するためにはカンファランスで意思統一することが大切、目指すところが違っては連携はうまくゆかない。未だ尾道は目標なのだと・・・
(連携室)
投稿日時: 2014年03月01日 (839 ヒット)