第6回病診連携のための研修会(MDS勉強会)
日時:平成21年6月25日(木)19:30〜21:00
場所:茶山亭一階 地域交流スペース
担当:大橋 基
参加者:菅波、難波晃、大橋、駒越、深澤、古元敦
その他52名(ケアマネージャー・サービス提供事業者・その他)
研修内容・・事例検討会・・
「関節リウマチで日常生活に支障をきたしている78歳女性のケース」
事例提供
担当ケアマネージャー:高木薬局指定居宅支援事業所 宗包 早苗 様
主治医:深澤 隆雄 先生
総合司会:福山市医師会 徳永 敬 先生
高齢者夫婦が古い日本家屋で生活しており、調理・買い物・入浴などに支障が生じているケースを検討しました。
要介護?の認定を受けすでに介護サービスが提供されていましたが、MDSを使用して再度アセスメントを行い、ケアプランを再度検討してみました。
主治医より患家の状態・本人の日常生活動作の様子がスライドで説明され、状況把握は大変容易にできました。
アセスメントシートに記入してピックアップされたトリガーを検討することによって、誰が行っても同じようなケアプランが提供できるのがMDSの特徴です。
今回はIADLと環境評価について検討を行いました。トリガーの具体的な状況についてガイドラインに沿って問題の要因や危険性・可能性を検討していきました。
当初のケアプランもかなり満足度の高いものでしたが、安全に対する配慮という視点が新たに加わり危険を回避するために何が必要かを考えるきっかけになったと、主治医・ケアマネージャーからの意見がありました。
今後もCGAを実践するツールとしてのMDSを一緒に学習していきたいと思っています。
次回は今回のケースのケアプラン作成の実際と環境評価の結果から安全を考慮した、環境改善案をPT・OTの方々の専門的な意見をいただきながら考えてみたいと思っています。
(文責 担当副会長 大橋 基)
投稿日時: 2009年07月06日 (2022 ヒット)
空港航空機事故対策・岡山県総務部危機管理課との面談
日時:平成21年6月25日(木)午後1時30分〜
場所:岡山県庁
出席者
川崎医科大学 救急医学 準教授 荻野 隆光 氏
岡山県 総務部 危機管理監 森廣 伸之 氏
課長 岡本 高志 氏
参事 大地 教文 氏
保健福祉部 施設指導課 課長 發坂 耕治 氏
御津医師会 会長 菅波 茂
御津医師会 副会長(危機管理) 難波 晃
御津医師会 事務局 岡田 孝子
6月25日、岡山県庁内において岡山空港航空機事故対策に関し、森廣危機管理監を中心とした岡山県庁職員の方々(上記4名の方々以外にも数名おられました)に対し、川崎医科大学荻野準教授の仲介とお骨折りで、御津医師会長菅波以下2名が面談し意見交換を行う機会を得ましたのでご報告申し上げます。
県の危機管理対策としては、岡山空港に限らず新幹線や主要幹線道路上での交通災害等も含めあらゆる事故災害に対し対策準備を行っており、そのための訓練も毎年医療機関も含め合同で行っており、もちろん岡山空港における災害に対しても十分な対策を立て、実践していくとのことでした。荻野先生指導による本年2月の岡山空港での訓練も記憶に新しいところでありその場でお話を伺いながら、一県民として感謝し、敬意の念を抱きました。
今回の面談の目的の一つとして、御津医師会は岡山空港直近の医師会であり、万が一の空港での事故災害に関しては最初に駆けつけなければならない責任ある立場であり、その責任を果たすためにも県レベルでの空港災害における対策の方針を明らかにしていただき、空港に一番近い医療団体である御津医師会の役割分担をご指導いただきたいということがありました。
菅波会長の考えとしては、岡山空港の地理的条件として他県の飛行場に比べ市内の基幹病院に非常に近いという恵まれた条件を考えれば、空港内で治療をするのでなく、面倒な種々手続きを排しできるだけ迅速な空港外への搬出こそが最も重要なことであるとのことで、その際
1、誰が重症患者を含む負傷者の対応、処置の責任ある指揮命令の担当をするのか。
2、誰が重症患者を含む負傷者の責任ある受け入れを担当するのか。
3、誰が重症患者を含む負傷者の責任ある搬送を担当するのか。
以上3点の問題提議がなされました。席上、
1、災害発生の場合御津医師会においては、NTT等を介した御津医師会全医療機関への一斉連絡の実施を行い、できるだけ多くの医師が少しでも早く現場に駆けつける。
2、患者搬送に際しては、救急車以外の輸送車の確保を行う。
3、受け入れ施設としては市内基幹病院を中心に、いざ災害発生の場合は、一つの基幹病院につき最低二人の重症患者の受け入れを必須条件とするという申し入れを行う。
等の提案が菅波会長からなされました。
今後は県としても岡山空港での飛行機事故等災害発生の際、岡山空港管理事務所も介して、今後御津医師会ともできるだけ密接な連絡を取り合いながら事故対策を考えていくということで散会となりました。
投稿日時: 2009年06月29日 (2204 ヒット)
国立医療センター主催 地域医療の夕べ
日時 平成21年4月30日19:30〜
場所 ホテルグランヴィア岡山
出席者
近藤洋、難波経、森脇、小橋、大守、小橋、黒瀬、
津曲、長谷川、西崎、三好、山下、山中、深澤、須藤、
菅波、大橋、鳥越、塚本、難波晃、福本、有森
国立医療センター主催の地域医療の夕べに参加し、交流を深めた。
医療センターから110余名、その他医療・保健・福祉・行政関係者ら110余名が参加し、三河内先生の総合司会で盛大に催された。
井戸俊夫岡山県医師会長の祝辞のあと、「岡山医療センターのこの一年」の紹介の項で、「御津医師会・開業医会員が病気・事故等で休診する際には、岡山医療センターの医師を派遣する」と院長の青山先生から発表された。
これに対して、菅波御津医師会長から「医療センターの入院患者の退院を迅速にするために在宅医療の充実と推進を図っていくと決意を述べた。
投稿日時: 2009年06月24日 (1726 ヒット)
第2回夜間輪番制度モニタリング会議の報告
日時 平成21年5月27日13:30〜14:30
場所 遊々会「ケアハウス茶山亭」会議室
出席者
町内会長:則安野谷会長、遠藤馬屋上会長、石原横井会長、
黒住中山会長、吉仲馬屋下会長、佐藤桃丘会長、久世平津会長
医師会:菅波、大橋、森脇、駒越、深澤
半年の実績報告
昨年10月開始当初は少なかった(2名利用)。2月に町内会を通じて全世帯に案内シールを配り周知徹底を図ったので3月はかなり増えた(21名利用)が、4月の利用はまた少なくなった(11名利用)。
協議
? 町内会からのご意見・アドバイス
・いい制度との反応の割には利用者が少ない感じがする。
・制度はいいが問題あり。電話すると色々と状況を聞かれ「かかりつけ医にいったら」と言われた。かかりつけ医に診てもらえないから電話しているのに。どこと話しているのかわからないので診療所名も初めに名乗ってほしい。→ 電話を受けるときのルールにします
・かかりつけ医に行く人が多い。若い人は大病院に行く傾向がある。→ かかりつけ医が対応してくれればそれが一番いい
・件数が少なくてあたりまえ。制度があることで住民が安心して暮
らせることが大事。(セーフティーネット)
・案内シールを1軒一枚で配ったが、家庭によっては複数必要な場
合がある。民生委員等を通じて別に配布してもいいのでは。
・地域行事で講師として医師派遣・宣伝をしてほしい。
医師会から
・設置理由二点:かかりつけ医が対応できない、救急病院がパンク
する前に対応したい(風邪でも数時間の待っての診療)
・輪番制の時、スタッフが数人待機しているという現状あり。
もっと夜間診療のメリットのPRをしていきたい。
? 新型インフルエンザ対策について
現在、新型インフルエンザがメキシコ、アメリカなどにつづき日本国内でも発生し、大変混乱した状況があったが落ち着きつつある。
今後、強毒性鳥インフルエンザが発生すると予測されている。御津医師会としてはその際、各医院を閉鎖して、発熱外来を設置する。その場合に、診察に来た車等の整理をするボランティアを町内会でお願いできないかと考えている。現在の豚インフルエンザが落ち着いた頃に、協力体制についての勉強会を開くことにする。
今後強毒性インフルエンザ発生時における各町内会と御津医師会との協力体制を検討していくことを申し合わせた。
投稿日時: 2009年05月29日 (1713 ヒット)
緊急・御津医師会 全体会議報告
日時 平成21年5月20日19:30〜
場所 遊々会「ケアハウス茶山亭」
出席者
塚本、駒越、難波経、難波晃、森脇、深澤、大橋、山下、鳥越、福本、宗田、逸見、菅原、近藤洋、山中慶、西岡、山谷幾、須江、三好、今井、川島、須藤、熊代、黒住、常光、大守 合計26名
担当 森脇和久副会長
議題 新型インフルエンザについて
神戸・大阪において新型インフルエンザの国内発生があり、隣接県である岡山にも患者がでてくるのも時間の問題である。そこで、御津医師会として対策をどうするかを緊急で話し合った。
新型インフルエンザの現状を岡山市・岡山県の資料をもとに森脇副会長が説明。
これからの対処について、各々の医療機関ですべきこと、医師会としてすること(発熱外来の設置)を話し合った。
会長・副会長を中心とした御津医師会新型インフルエンザ対策会議の設置が承認された。
投稿日時: 2009年05月23日 (1628 ヒット)