御津医師会医療連携意見交換会
日 時:平成24年1月23日(水)19:30〜21:30
場 所:岡山ロイヤルホテル 光楽の間
参加費:1000円
参加者:計82名
済生会病院、中央病院、岡山医療センター、金川病院、光生病院、
岡山大学、岡山県医療推進課、岡山市保健所、岡山市保健福祉局、
薬局、訪問看護、介護福祉関係等
御津医師会:森脇、駒越、鳥越、大橋、難波晃、五島、山下、深澤、菅原、清藤、
利根、宗盛、 地域連携室:成広、冨田、久山、 事務局:岡田
在宅医療連携拠点事業で行うべき事は下記の内容です。
1.多職種連携の課題に対する解決策の抽出
2.効率的な医療提供のための多職種連携
3.在宅医療に関する地域住民への普及啓発
4.在宅医療に従事する人材育成
5.在宅医療従事者の負担軽減の支援
いきなり課題に対する解決策の抽出や、効率的な医療提供のための多職種協働体制を作れるはずもなく、まずは顔の見える関係を作る事が大切と考え、ワークショップを計画しました。遅い時間にもかかわらず大勢の方に参加いただきました。
まずは、名刺交換だけでも所期の目的の半分くらいは達成出来たのかなとも思います。30
分3サイクルのワールドカフェスタイルのワークショップを行いました。少しテーブルサイズと部屋が大きくて若干親近感がわきにくい条件でしたが、移動してくださいの声がかかっても話しこまれている風景が各所にみられ、意思疎通もはかれたのかなと思っています。
今後はミッションにあるように、課題を抽出し解決できるようなワークショップを計画して、効率的な連携がはかれる様になればと思っています。ワールドカフェを経験済みの方がほとんどだろうと勝手に思っていまして、説明不足で若干戸惑われた方もあったかと思います。
今後はしっかり方向性を示したワークショップを計画いたします。今後ともよろしくお願いいたします。
(大橋)
投稿日時: 2013年02月01日 (1309 ヒット)
御津医師会糖尿病勉強会
日 時:平成24年12月4日(火)19:30〜21:00
場 所:岡山医療センター西棟8階研修室4
生涯教育講座1.5単位 CC:13,23,76
参加者
近藤、須江、塚本、難波晃、難波経雄、宗盛、深澤、大橋、事務局岡田
特別講演:「甲状腺疾患と医療連携」
総合診療科 医長 平櫛 恵太 先生
糖尿病・代謝内科の一員として赴任された平櫛先生に、日々の診療で経験する甲状腺疾患について、検査(血液、画像)、診断、治療につき、論理的にわかりやすく解説していただきました。
(塚本)
投稿日時: 2012年12月28日 (1559 ヒット)
御津医師会「在宅医療」講演会・座談会
御津医師会「在宅医療」講演会
日時 平成24年11月8日(木)18:30〜19:45
場所 岡山医療センター西棟8階大会議室
講師 医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳先生
演題 在宅が地域医療の疲弊を救う!?
参加 岡山医療センター44名、金川病院8名、岡山光南病院関係12名
岡山県、岡山市関係、地域包括関係、介護関係、こばし医院
御津医師会:森脇、塚本、駒越、大橋、難波晃、難波経雄、難波経豊、
菅原、延藤、近藤、原田、川島、
地域連携室:成広、冨田、久山、 岡田 合計90名
機能分化と連携というのが今後の医療の方向性です。急性期病院は急性期病院としてのパフォーマンスを発揮し、高度な先進医療を濃密に行う、そして、治療が終われば、ふさわしい医療機関ないしは在宅に移っていただく。そして、厚生労働省は5疾患5事業および在宅医療と、在宅医療を明確に位置づけました。少子高齢化に伴い、高齢の患者さんが救急医療、急性期病院医療のかなりの部分を占めており、地域での急性期医療機関の疲弊の一因ともなっているとの報告もあります。
今年の春、「在宅医療を推進することが地域医療の疲弊を救う」という永井先生のお話を聞き、目から鱗の心境でした。
その要諦は以下の通りです。
1.在宅患者の24時間対応で救急医療の疲弊を助ける。
2.終末期医療を在宅で行う事で入院が減る。
3.自然な看取りの選択肢を提示することで胃ろう患者や入院患者が減る。
4.社会的入院や重度患者を在宅で看る事で入院患者が減る。
5.急性期病院も本来の「治す医療」に専念でき、医師のやりがいもアップする。
6.在院日数を短縮させることで、病院経営も改善する。
7.病院の出口が整備され、入院から在宅へシフトし、医療の機能分化が進み、
医療費やトータルの社会保障費は減る。
8.最終的には病院死から在宅での看取りが増え、国民も国も満足。
是非、急性期病院のスタッフの方々にもこのお話を聞いていただきたく、東院長を始め関係各位にご尽力いただき、医療センターで講演会を開催させていただくことができました。
我々開業医も在宅医療を頑張り、急性期病院の先生方との連携も深め、一緒になって少子高齢化社会、多死社会を乗り切っていける、医療体制を築ければと思いました。 (大橋)
御津医師会「在宅医療」座談会
日時 平成24年11月8日(木)20:15〜22:00
場所 リーセントカルチャーホテル メルカンティ
講師 医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳先生
参加 小橋秀彰(こばし医院)、西崎進(岡山光南病院)
御津医師会:森脇、塚本、駒越、大橋、難波晃、難波経豊、菅原、延藤、
原田、川島、清藤、東、佐藤、利根、鳥越、山下、 岡田
合計19名
永井先生の講演会の後、会場を変えて、医師のみでの座談会を開催しました。
それぞれの立場や経験の違いによって色々な思いがあるのが分かりました。ただ、医療者として病名告知を超えて病状告知から予後告知を考える事が必要な時期に来ているのではないか、そして、人は必ず死ぬ存在であり、生きられる期間は限られている。その時までどのように生きるのかを患者さんと一緒に考えていく、そのためには信頼関係が必要で、真摯に思いを伝えていくことが大切。そうすることで、自然な最期という選択肢も受け入れらる場合があるという事を学ばせて頂きました。 (大橋)
投稿日時: 2012年11月30日 (1050 ヒット)
御津医師会「地域医療」学術シンポジュム・報告と感謝の集い
日時 平成24年10月22日(土)
16:00〜17:30 「地域医療」学術シンポジュム
18:00〜20:00 報告と感謝の集い
場所 岡山ロイヤルホテル
平成24年10月20日(土)に、第4回御津医師会「地域医療」学術シンポジュムを開催しました。多数の地域住民の方、行政、医療、介護などにかかかる125名の方々がご参加くださいました。「在宅での看取りを考える」というテーマで、予定時刻を超えて講演と討議がなされました。
最初に森脇会長のあいさつがありました。その中ではこの先20年ほどで“多死化の時代”をむかえ、今後増えるであろう約40万人の看取りの場所をどう確保するのか、「周死期」について考える必要性をふくめ、在宅での看取りを地域で考えていこうという、このシンポジュムの趣旨をのべられました。
講演の最初に、理事の大森金川病院長から、急性期病院の限界と題して、機能分化した急性期病院は、もはや風邪からガン末期までみる総合病院ではなくなったこと、またそこでは最高度の医療が手厚く行われ、その結果在宅へ戻れなくなることもありうること、慢性期の維持や看取りにはむいていないことなどのべられました。
つづいて在宅医療に取り組んでおられる、ももたろう往診クリニック小森院長、真庭市医師会の作本先生から、在宅医療の実際、口腔ケア、嚥下指導のチームケアが紹介されました。さらにみつ訪問看護ステーション看護協会の江田看護師から、在宅での看取りの症例が示されました。
最後に大橋理事から、今後の御津医師会の取り組みとして、県からの委託を受け「御津医師会地域連携室」を立ち上げることになったことが報告されました。在宅医療連携拠点事業として、まず御津地区で在宅医療、在宅での看取りが推進できるように、スムースな病診連携や、医療・介護・福祉にかかかる機関の連携強化を図っていけるものにしたいとの意向がしめされました。
シンポジュムを終えるにあたり、岡山県医師会長より、地域包括ケアを進めるうえで住民とともに考えるよい会だったとの総評をいただきました。
続いて100名以上の方が残ってくださり「報告と感謝の集い」が開催されました。難波前会長のすばらしい司会ですすめられ、アトラクションでは深澤先生のギターを中心とするロス・ぺセスアンサンブルの演奏や、熟唱で盛り上がりました。
(駒越)
投稿日時: 2012年11月14日 (967 ヒット)
御津医師会医療連携意見交換会 8/28
御津医師会医療連携意見交換会
「どうすればスムースに退院調整ができるのか」
日時 平成24年8月28日(火)19:30〜21:30
場所 リーセントカルチャーホテル
出席
病院:医療センター・金川病院・中央病院・済生会病院・光生病院・榊原病院
ケアマネ等介護関係、岡山市 合計45名
(御津医師会:森脇・鳥越・難波晃・大橋・近藤・難波経豊・宗盛・原田・大森・
山下 事務局 岡田)
厚生労働省は4疾患5事業から、5疾患(精神疾患追加)5事業及び在宅医療と在宅医療の推進をはっきり明示しました。
医療機関のさらなる機能分化と役割の明確化が求められています。急性期病院の使命と役割、在宅医療、かかりつけ医の役割を、市民に理解していただくのは大変ですが、地道にすすめていかなくてはならないと思います。
そして、病院から在宅への移行の問題が大きく横たわっています。「家に帰りたい」、「家に帰したいのに受けてくれる在宅医がいない」という意見。在宅医、ケアマネージャーの側からは、「もう少し早めに退院連絡があると準備が出来たのに」、「いきなり退院が決まって混乱した」という意見もあり、これは一度話し合いの機会を設ける意味があるという事でワークショップを計画しました。大勢の関係各位に参加いただきました。感謝いたします。
ワールドカフェスタイルのワークショップの特徴である、顔の見える関係の構築と問題点の確認はできたと思うのですが、さて、今後どうしていくのかにつきましては、もう一つ突っ込みが足りない感じは否めません。
在宅医療の推進を掲げている岡山市の方々とも協力して、ケースの検討など在宅での療養を希望される方を支えるための問題点を整理して、在宅資源の整備と支える体制づくりが出来たらいいなと考えています。
今後ともご理解ご協力をお願いいたします。
(大橋)
投稿日時: 2012年09月03日 (1235 ヒット)