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平成26年度 臨時総会

日時:平成27年3月14日(土)午後6時~午後6時30分
場所:岡山市北区絵図町2-4
岡山ロイヤルホテル2階
会員総数84名、出席会員数52名(委任状30名含む)
 

大守副会長の司会により進行。
会長の挨拶に引続き、26年度ご逝去された三村一先生の黙とうをおこなった。
その後、三村先生の叙位(従六位)報告、その他26年度に表彰された先生方の報告があった。
引続き、会員の入退会の報告を行なった。

司会が、福本議長に議事を依頼した。
議事録署名人に山下・吉武両先生を指名し、以下の議案について審議された。

提出議案
第1号議案 岡山県医師会代議員・予備代議員に関する件
      (任期:平成27年4月~平成29年3月)
   代 議 員:3名
       駒越春樹、大橋 基、佐藤利雄
予備代議員:3名以上6名以下
       塚本眞言、大守規敬、難波 晃、森脇和久、菅原正憲、須江邦彦
 誰からも意見はなく、挙手による決を取り、全員一致で承認された。

第2号議案 吉備医師会との合流に関する件
     平成27年4月1日 合流  19医療機関・34名
会長より、吉備医師会の高松・足守地区の医師との合流に至るまでの経過説明があった。御津医師会の定款で会員資格は、「岡山市の津高、一宮、御津及び建部地区並びに加賀郡吉備中央町(平成16年9月30日現在の加茂川町)の区域内に就業する医師」となっているので通常の入会の形と違うことになる。また地区毎にまとめて入るという形になるので、『合流』という言葉を選んで話合いを行なってきた。入会は理事会で承認すればいいのだが、特殊な形になっているため総会で承認していただきたいとの説明があった。
議長はその説明を踏まえ、承認の挙手を求めたところ、全会一致により承認された。

以上をもって報告及び議案の審議を終了した。
他に提出議案はなく、総会は終了した。
 

投稿日時: 2015年04月28日 (948 ヒット)


岡山中央病院・御津医師会症例検討会

日時 平成27年3月12日(木)19:30~21:00 
場所 岡山中央病院

参加 73名

医師20名、看護師27名、保健師3名、MSW8名、PT・ST4名、ケアマネ3名、事務8名
(御津)駒越、大橋、森脇、難波晃、鳥越、近藤、深澤、清藤、 
事務局・岡田、 連携室・森

 


事例検討                                                                                                            「急性期病院から在宅医療・介護連携にむけて~ときどき入院ほぼ在宅 在宅への協
働をめざして~」                                                                         
座長:森脇内科医医院 (御津医師会) 森脇和久先生

事例1) 岡山中央病院 外科 酒井 亮先生                                                                           S状結腸癌術後再発の症例~在宅看取りに至ったケース~                      
担当医の転勤等の状況から患者に予後の説明が十分出来なかった。『急性期の治療を終えた患者をどこで診ていくのか、地域に帰った患者のその後が気になっていた。』最後まで支援できなくて残念だったが、患者が亡くなられた後、家族とケアマネが報告に来てくれた。今後、しっかりした家族・ケアマネと元気のいい医者が居れば、どんな患者も在宅で対応できると知った。今後は患者の意向が在宅ならば 病状悪化を理由に移行を躊躇せず、良い時期に在宅緩和ケアへの移行・在宅医師へのバトンが渡せるよう考える。在宅を選択して難しいようならば次の療養の場を検討するようにしたい。                                                  報告後、移行時行う、本人・家族へのご説明等として「移行準備・予期せぬ入院等どのように行っているのか」との質問を頂き、往診専門医より『主治医交代のカンファレンスで初めて患者・担当医に合った瞬間関係の良さは理解できる。患者さんとご家族に今後の方針として「苦しくないよう痛くないように支えます」という事を伝え、その後の支援を開始する。』とご意見を頂く。この他、在宅緩和ケア開始に際してレスパイト準備も必要に思うなど意見も聞かれ、これに対して、緩和ケア病棟師長より、奉還町病院緩和ケア病棟での短期受け入れが可能との情報を頂く。                                                                                                                            

事例2)大橋内科医院 大橋 基先生                                                            誤嚥性肺炎の治療後に妻と共に入所した症例
在宅診療で困難となった場合、緊急受け入れ可能な医療機関が不可欠であり、こうした地域医療を守るため急性期病院への不要不急の搬送を減らす必要がある。さらに高齢者の場合、入院をすることにより、ADL・IADLの低下のリスクも高くなる。『患者を治す場所は地域』として在宅トリアージ・アドバンスケアプランの重要性が明確となっている。

事例3)岡山中央病院 循環器内科 寒川 昌信先生                                                   慢性心不全急性増悪を繰り返す症例・介護者サポートで転院可能に至ったケース                                                 過重な介護が予想され、家族の性格なども加味して、本人に在宅療養の希望はあったが現実的に困難と考え、自宅近くの医療機関での看取りを支援した」という病院スタッフに対し、「本人が家に帰りたいと希望している場合、家族のマインドケアにて在宅が可能ではなかったか?」「どの様な条件が揃えば在宅が可能になるのかその基準は何なのか?」など、往診専門医からのご質問を頂き、訪問看護師より家族の繋がりの深い家庭、繊細で興奮なども度々みられるケースだった。家族・関係者で検討の結果、家族として良い関係の保てる(距離?)自宅近くの医療機関を看取りの場所として選択したとの補足情報を頂く。

事例4)森脇内科医院 森脇和久先生                                                “ときどき入院、ほぼ在宅”を可能にするためには 地域医療の受け皿を確保する、急性期病院との連携や医療資源の有効活用・機能分化が重要であり、急性期病院の機能と地域医療を守るため在宅トリアージ機能を有するハブ連携室への期待が高まる。(御津医師会会員医師からのコールで疾患・重症度等に応じた受け入れ先を調整するもの。)
超高齢化社会、多くの高齢者が加齢変化により複数の疾患を抱え医療を受けながら暮らしている。それぞれの方の健康を守り活力ある生活を維持するために御津医師会は急性期病院・在宅スタッフ・地域との良好な連繋体制を構築してきたが、今医療機関同士のしなやかな連繋で更に充実した、在宅医療『ときどき入院ほぼ在宅』の実現に向けて新たな取り組みが動き始めている。

・急性期病院の存在が在宅療養のハードルを低くして地域の安心につながればと思う。
(急性期病院院長)
・搬送される高齢の生活習慣病患者に対してのコントロールは難しい。
入院すれば治るなど家族・本人の期待感と現実的治療のゴールの摺合せに課題を感
じる。(退院調整NS)
(連携室)

投稿日時: 2015年04月16日 (1099 ヒット)


津高一宮ネット全体会

平成26年度第3回津高一宮ネット全体会報告

日 時 :平成26年12月18日(木)19:30~21:15
場 所:岡山中央病院セミナー室 

参加者

(地域)則安・遠藤・松倉・鈴木・松本・古殿・難波
(訪看)橋本・中川・金谷、(小規模)小村・武内、(ケアマネ)佐藤・鈴木・
(薬局)大呂・北村、(ケアマネ協会)高塚、(病院連携室)黒原・前田・鷹取・
大田原・本城谷(病院)高橋・十河・熊田 楠本、(行政)市:徳田.山邉 県:
高原・土橋、(包括)能勢.久安・犬飼
(医師会)駒越・大橋・森脇・難波晃、(みつネット)成広、(事務局)岡田、
(連携室)森

                                
○終生期をいかに生きるかどう支えるか
10月開催の学術シンポジュムでの取り組みに事例の設定伝え方、検討の仕方にお叱りを頂き、改めて共に考える機会をもちたいと「ときどき入院 ほぼ在宅 ~地域で支える~」をテーマに今回の全体会を企画した。           (駒越)

○「私のリビングウイル体験」「米子市の取り組み紹介」       担当:大橋
・どのような最期が望ましいのか現時点での考えを整理。
・他地区の取り組み事例(米子市)を紹介し、在宅療養の考え方、支援メンバーや支え方を伝えると共に、必要な医療のあり方を考える必要性を述べた。 
 
○在宅診療:在宅看取りの事例を紹介。担当:森脇
①必要な医療を選択し本人と家族の思いで自宅で最期を迎えたケース
②「私を助けてくれるのは誰?」障害を抱えた息子を残し死を迎えることを受け入れられず混乱し続け最期は最愛の息子に自宅で看取られたケース。
③認知症・心筋梗塞患者。一般病院では対応できないと退院。自宅療養開始するが本人の周辺症状も増悪。家族も疲弊。家族と相談し鎮静効果のある薬剤を用いる。穏やかとなり入眠そのまま数日後最期の時を迎えたケース。
以上の事例を紹介。
・病気は医者が治すのではなく患者さんが治っていく。
・治らない病気も治さなくてもいい病気ある。
・必ずしも在宅を進めているわけではない。病院を選ばれる場合もある。
・どこで最期を迎えるかよりもどの様に最期を迎えるかが重要。
・何もしないのも治療。患者・家族が覚悟をもって決定する医療もある。
・在宅医療とは人生を看るケア、生きざまを支える医療。
「ときどき入院、ほぼ在宅」:在宅療養について説明。
○グループワーク
医療の世界で「死は敗北」とされた時代もあり死について語る機会は極端に少なかった。本日は地域から町内会・愛育委員会・郵便局・商工会・介護関係・訪問看護・薬剤師・急性期病院・行政にも参加いただき、「私の考える在宅療養について」についてグループワークを実施。各グループとも熱心な意見交換が行われていた。またワーク終了後全体会を振り返り、津高一宮地区連合町内会:松倉会長・遠藤会長・則安会長、愛育委員会:鈴木会長・松本会長に本日の感想として「病院で最期を迎えたい」「苦しいのはいや、楽にしてほしい」「病院でも家族に看取ってもらいたい」「最後は自宅で」「最後は妻任せ」「夫は自宅で看取りたい」「死化粧をしてきれいに逝きたい」「在宅看取りには家族の覚悟が必要」などそれぞれの最期の時についてお話頂くことが出来た。

 病院で最期を迎える方が全体の約8割を超える今日、御津医会でも年間在宅看取り数は60ケース程。岡山県では病床4000床が今後廃止されるなど、「多死時代」に病院という「死に場所」が不足する事態を迎えている。
本日の会議に参加し意見交換を行うなかで、日頃より「一人一人が生き方」「医療とのかかわり方」を考えておく必要があるという共通理解を、地域・多職種共に持てた事は大変に有意義でありようやくスタート地点に到達した印象が残る会議となった。
                                                 (連携室)


平成26年度第4回津高一宮ネット全体会

日 時 平成27年3月3日(火)19:30~21:00
場 所 岡山医療センター西館8階研修室 

参加者

(地域)町内会:則安・遠藤・大森・久世・松倉、
こうわ学区地域ケア会議代表:冨山明、愛育委員:松本、栄養員:冨山稔、
民生委員:斉藤・西山
(訪看)橋本・中川・高瀬・安藤・塩見、(ケアマネ)佐藤・板野、(薬局)大呂、
(薬剤師会)高木(病院連携室)黒原・前田・鷹取・本城谷、
(行政)市:小野、県:高原・土橋、(包括)能勢.永易
(御津)駒越・大橋・森脇・難波晃、(事務局)岡田、(連携室)森


                                 
「ときどき入院 ほぼ在宅 ~地域で支える~ 2」
情報提供:テーマ「在宅での急変を考える」 
  
事例検討
認知症高齢者世帯の支援から「お父さん本当に死んじゃったの」 
・認知症高齢者世帯、自宅で夫が急変、妻がパニックになり119番通報。日頃から
救命処置を望まないという意思の確認は出来ていた。(本人・家族・医師・訪看)
訪看が搬送先に出向き現状を医療機関に伝えたが家族と(県外の長女)と連絡がつ
き意志の確認ができるまで蘇生処置は中止されず。1時間半後やっと蘇生が中止さ
れた。
グループ討議からの意見
・町内会でも、どう暮らしたいか、どう生きたいか考える場面がある。
・住民は緊急時に必要な情報を近隣住民に知らせることに抵抗があり安心カプセルを
全戸に配布した。
・コンビニなどの廃業は地域に暮らす認知症高齢者の食の確保に打撃。
・搬送された高齢者が蘇生を受ける場合、本人の意志はどうなるのか、なぜ、家族に
すぐ確認が出来なかったのか。
・蘇生は希望してないが急変したら間違いなく救急車を呼ぶ。安心である。
・急変時は誰もがパニックに陥る。高齢者世帯など、いかなる時も相談できる固定の
連絡場所が有用でないだろうか。(短縮番号すべてに長男のTELを入れているなど)
・夜間急変時、患者さんの状態に関係なく救急病院に搬送されることがある。我々の
地域では医療・介護・地域との連携で生活を支える支援体制や取り組みは比較的充
実していると思われる。しかし全市的に見れば、救急搬送等に関して医師の適切な
認識不足が否定できないのではないか。
・意志カード回収率30~40%。住民自身の意識も低い。
・生きること、自身の死に対して、自身はどうありたいと考えているか、意志を確認
し希望に添える支援につなげる仕組みが必要。
・一人暮らし高齢者(がん患者)常々、「一人静かに家で死にたい」と在宅死で 穏
やかな死を希望。遠方に暮らす親族の心が揺れ入院を勧めた時期もあるが最終的に
は、ご自身の意志が固く在宅での息を引き取ることができた。単身者でも覚悟が有
れば実現できると思った。

まとめ
災害時の救急救命の現場では、限られた医療スタッフや医薬品等を最大限に活用して、可能なかぎり多数の傷病者の治療にあたる。そうした現場で対象者の優先度を決定して選別する行為をトリアージというが、在宅における入院、入所での収容の手配(最良と思われる場所への振り分け)を在宅トリアージというそうです。
全国的にそうした機能ニーズは高まっており、それぞれの地域で実情に応じた事業体が運営している。(消防・医師会・基幹型医療機関・訪問看護師etc)
「満足のいく死に方」というのは無いのかもしれない、しかしその時、その方が自身の人生に相応しい医療を選択し、本人と家族の想いで最良と思われる場所で療養できるよう導く仕組みや、在宅トリアージについて多くの参加者が必要性を感じた。
 こうした視点を重視し、今後も地域・多機関・多職種・行政・消防とも関係しながら地域ネットを組みあげてゆきたい。

次回予定:平成27年6月頃 19:30~21:00
場所は未定
                                                (連携室)

投稿日時: 2015年04月01日 (1013 ヒット)


御津医師会 「地域住民と専門職向け講演会」

日時 平成27年2月14日(土)14:00~15:30 
場所 岡山医療センター西館8階

参加 

地域住民と専門職 地域住民と専門職 92名参加
(医師会)駒越、大橋、大守、難波晃、森脇、宗盛、清藤
      連携室:森、 事務局:岡田

テーマ 「地域包括ケアシステムの重要性と地域関係者が果たすべき役割」
~この町に住み続けるためにそれぞれの立場でできること~
講 師 医療法人救友会 湘南真田クリニック院長 山本 五十年 先生


救命救急医療の最前線で生命と向き合い続け、救急医療と在宅医療は表裏一体と感じ「臓器別に分かれた専門医療」から患者さんの性別・年齢・臓器にとらわれない総合診療医へと転身されたという山本先生を講師にむかえ、日頃の救命救急から家庭医療まで地域に根差した診療活動から地域包括ケアシステムの課題と重要性を救命救急医の視点でご講演頂いた。急性期病院も地域医療の受け皿。急性期病院が円滑に機能して在宅医療の質は保てる。しかし救急担当医も疲弊している。救急病院を地域の受け皿にするには同時に急性期病院を正常に機能させること。そのため在宅トリアージが重要としてそのシステムと概念、地域医療と急性期医療の癒合がシステム化されていることをご紹介くださった。本来ならば医師に聞いてほしいお話でしたが広報が不足して医師の参加は僅かで、多くは地域住民でした。しかし参加された救急科の医師から『施設から運ばれる重篤な患者さんに蘇生処置を施した後、家族から「こんなにしてもらわんでもよかった。本人も望んでない」。などと聞かされることが多く、「医師は 患者の命を救うのが使命、しかし高齢の患者を目の当たりにした時、この患者に今、蘇生処置を施すことが本当に患者を幸せにするだろうか?』と、命に向き合う現場で日々感じる悶々とした想いを述べてくださり、講師と参加者、想いのある医師同士のやり取りを伺うことができました。
高齢でも若くてもいのちの尊さに変わりはありませんが、その方はどのように生きたいのか,そのことを明確にし、必要な場所で治療・療養を提供するため意識の啓発と受け皿作りが急がれます。

参加者 アンケート回収結果  (68/92)
専門職21・行政3
津高地区27・一宮地区17
(民生委員3、町内会5、防犯パトロール隊1、サロン3、その他32)
・素晴らしい講演会でした。ありがとうございました。
・少し難しかったです。
・これから先は自分の生活・死につても考える。
・地域住民が無関心すぎる。
・大人がもっと時代の背景を認識する必要がある。
・地域の取り組みを広げてゆきたい。
・急性期の治療が終われば地域医療、在宅医療と思う。
・父親が胃瘻の手術をうけたがこれからどうなるのか不安。
・質問の先生は向上心があるなー。
などのコメントとともに、多くの方から「今後のご自身の意識や行動に変化が生じる」という回答が得られた。
地域住民には 少し難しい内容の講演となったかもしれませんが、具合いが悪くなったらすぐ救急車で救急病院に送る。
これまでの常識に少しだけ、「自分らしい生き方を貫く選択・心構えについて」意識していただけたこと、それから救急医療の現状・医師の想いなどを専門職と地域が共有できたことなど大変貴重な機会となり感動しました。
                                               (連携室)

 

投稿日時: 2015年03月19日 (961 ヒット)


みつネット第3回終末期ケア勉強会

日時 平成26年12月17日(水)18:30~20:00
場所 国立病院機構 岡山医療センター西棟8階 大研修室
参加 約80名

テーマ3 「看取りのとき、家族や本人への助言」
  演題:「“自分らしく生きる”事を支えるエンド・オブ・ライフケア」
講師:千葉大学エンド・オブ・ライフケア看護学
特任教授 長江 弘子先生

 今回の勉強会は終末期における看護・医療の考え方について長江先生に御講義頂いた。講演の中では高齢者の終末期ではがんの他、慢性疾患や難病、その他の疾患をベースに持っていることがあり、単にがん患者を対象としたものとは限らないというお話がまずあった。そして、終末期という言葉がどのような状態を示しているのかの、また、終末期の医療の在り方としては「とことん治す」という事から「老いてもその人らしく最後まで生きる」ということを支える医療へパラダイムシフトの必要性のあることを話された。
 今後展開する地域包括ケアの中でも何を大切にし、どう生きたいのかに視点を合わせた支援が必要で、大事な人との関係や出会う専門職との関係の中で、老いや死にどう向き合うかを感じ取ることが必要と話された。また、生きること、死ぬことについて、家族と話し合っておくことの重要性、また、医療チームとしては事前に本人の意思の確認を行い、家族や支えるチームで共有し確認しあうことが必要と話された
 会場との質疑応答の中で、終末期をどう過ごしたいかという様な話し合いはどのように進めていくべきなのか、といった質問があり、時期としては一度危機を乗り越えた時が話しやすいのでは、またファシリテーターとしてはケアマネジャー、本人や家族から話すようにして、専門職の方はしっかり聞いて本人の希望を確認することが必要と話された。
 今季一番の冷え込みとなった夜であったが80名近くの聴講があり、遠くは真庭市から来られる方がいるなど、関心の高さが伺われた。
                                             (みつネット)

投稿日時: 2015年02月27日 (758 ヒット)


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