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空港航空機事故対策・岡山県総務部危機管理課との面談

日時:平成21年6月25日(木)午後1時30分〜
場所:岡山県庁

危機管理課の方との面談の様子

出席者 

川崎医科大学 救急医学 準教授     荻野 隆光 氏
岡山県 総務部 危機管理監        森廣 伸之 氏
           課長             岡本 高志 氏
           参事             大地 教文 氏
     保健福祉部 施設指導課 課長 發坂 耕治 氏
御津医師会 会長                菅波 茂
御津医師会 副会長(危機管理)      難波 晃
御津医師会 事務局               岡田 孝子
 
  6月25日、岡山県庁内において岡山空港航空機事故対策に関し、森廣危機管理監を中心とした岡山県庁職員の方々(上記4名の方々以外にも数名おられました)に対し、川崎医科大学荻野準教授の仲介とお骨折りで、御津医師会長菅波以下2名が面談し意見交換を行う機会を得ましたのでご報告申し上げます。
 県の危機管理対策としては、岡山空港に限らず新幹線や主要幹線道路上での交通災害等も含めあらゆる事故災害に対し対策準備を行っており、そのための訓練も毎年医療機関も含め合同で行っており、もちろん岡山空港における災害に対しても十分な対策を立て、実践していくとのことでした。荻野先生指導による本年2月の岡山空港での訓練も記憶に新しいところでありその場でお話を伺いながら、一県民として感謝し、敬意の念を抱きました。                  
 今回の面談の目的の一つとして、御津医師会は岡山空港直近の医師会であり、万が一の空港での事故災害に関しては最初に駆けつけなければならない責任ある立場であり、その責任を果たすためにも県レベルでの空港災害における対策の方針を明らかにしていただき、空港に一番近い医療団体である御津医師会の役割分担をご指導いただきたいということがありました。
 菅波会長の考えとしては、岡山空港の地理的条件として他県の飛行場に比べ市内の基幹病院に非常に近いという恵まれた条件を考えれば、空港内で治療をするのでなく、面倒な種々手続きを排しできるだけ迅速な空港外への搬出こそが最も重要なことであるとのことで、その際

   1、誰が重症患者を含む負傷者の対応、処置の責任ある指揮命令の担当をするのか。
  2、誰が重症患者を含む負傷者の責任ある受け入れを担当するのか。
  3、誰が重症患者を含む負傷者の責任ある搬送を担当するのか。
以上3点の問題提議がなされました。席上、
  1、災害発生の場合御津医師会においては、NTT等を介した御津医師会全医療機関への一斉連絡の実施を行い、できるだけ多くの医師が少しでも早く現場に駆けつける。
  2、患者搬送に際しては、救急車以外の輸送車の確保を行う。
  3、受け入れ施設としては市内基幹病院を中心に、いざ災害発生の場合は、一つの基幹病院につき最低二人の重症患者の受け入れを必須条件とするという申し入れを行う。
等の提案が菅波会長からなされました。
今後は県としても岡山空港での飛行機事故等災害発生の際、岡山空港管理事務所も介して、今後御津医師会ともできるだけ密接な連絡を取り合いながら事故対策を考えていくということで散会となりました。

危機管理課との面談の様子2

 

投稿日時: 2009年06月29日 (2205 ヒット)

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