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津高一宮ネット全体会議

日 時:平成26年9月11日19:30〜21:00 
場 所:岡山中央病院セミナー室 

参加者

(地域)黒住、伊庭、久世、松倉、吉仲、則安。大森、林、斉藤、大森れ、
(サービス事業所)橋本、小村、宮地、板野、  (栄養士会)森、垣本、
(薬局)大呂、弥園、高木 (訪問診療所)中川、
(病院連携室)黒原・前田・鷹取・大田原・山口・本城谷・菅原 
(大学)利根、(行政)市:徳田、山崎、県:高原、(包括)能勢.大山.久安・永易 
(医師会)駒越・大橋・森脇・難波晃・難波経、(事務局)岡田、(みつネット)成広、(連携室)森

                                  
1 開会  
2 自己紹介 
3 事項
御津医師会学術シンポジュムに向けて地域の実情を確認する 

テーマ:「ときどき入院、ほぼ在宅」 地域で支える 
地域における在宅医療・在宅介護に関する意見。
○地域住民: 
・家族との同居世帯は少ない。単身世帯の高齢者を在宅で看てくれる家族がいない。
・両親の看取りを経験したが家族だけで看るのは大変、多くは病院で最期の時を迎え
る。
・介護が必要になったら医療・先生・病院の世話になりたい。
・認知症の父親の介護をしている。失禁の介護は特に大変。
・先生や介護の方のお世話になりたい、自身も具合が悪くなったら入院を希望する。
・高齢者介護は入浴・排泄などに大変さを実感している。
・高齢者より日常満足のいく生活が出来ない不安を訴えられても民生委員としては個
別対応をすることはできない。
・高齢者(単身世帯)が転倒骨折。すぐに民生委員→包括支援センター→入院の段取
りができた。町内会に相談が来た場合は包括支援センターに連絡する。
・高齢者や高齢者家族は民生委員に相談してくれるが 特に困難なケースなどは民生
委員会全体会では話し辛くそれぞれ属している小委員会にて相談・対応を検討して
いる。
・家族、親子の関係が希薄になっている。
・新しく転入してきた方の多くが個人情報を出したがらない、支援がしにくい。
・家族は県外在住、帰省はほとんどない。
・医療制度の破たん、国の失敗を国民に投げつけてきた。在宅の入れ物はあっても中
身がない。なんとかしなくてはならない。
・治療優先の医療、生きるではなく、生かされている医療ではないか。
・介護の経験はなく大変さがわからないが、自身の手と口が使える間は生きたい。
・岡山は健康寿命が短い、健康づくりに力を入れてゆきたい。
・元気なうちは自身の健康を守るため地域活動に参加したい。
・横井などは半分都会・半分田舎。マンション住まいの者にとって日頃の声掛けは「お
せっかい」となり得る。「自助の徹底」が有効ではないか。「共助」は、いざと云
う時には機能する。
・「近所の力」「村」を作ろう。
おせっかいでも行動できる「近所」という考え方を浸透させるために「おやじの会」
を立ち上げた。月に数回の飲み会を開催。メンバーは55歳から78歳まで総勢27
名。いろんな職種の方が関わり意見の違いもあるが、互いによい勉強の機会になっ
ている。
・相談のあがった困難なケースの支援について民生委員全体会・小委員会にて相談・対応を検討し支援している。
・要支援台帳の取り扱いについて市に検討してほしい。記載に不備が有ったり守秘義務も課せられ活用ができていない。
  
その他の質問等
・病院の先生、特に若い先生は患者の目を見ないで診察する。
・待ち時間が数時間に及ぶ。予約の取り方は見直せないだろうか。
・薬の使用期限について。

○医療機関から
・通常30分に3人程度診察予約だが、それでは対応できないため現状6名程度の
 予約を受けている。昼食も摂らずに診察しているのが現状。
○薬局薬剤師から
・残薬整理 コスト意識を持つことも大切。
・残薬について医師に相談するとよい。

○医療機関:  
・地域の課題はそのまま病院の課題。同じ課題を抱えている。
  患者意識として「家族に迷惑を掛けたくない、しかしお金がない、行くところもな
い。」
 ・急性期病院に搬送されたら治療をトコトンやりつくし、とりあえず命を取りとめる。
 ・治療のゴール=生活の質ではなく、時に納得のいかない状態に陥ることもある。
 ・「どう生きたいのか」「どう死にたいのか」意志を伝えておく必要がある。
○包括:
・地域の繋がりが強い地域は健診率が高い。
・包括の知名度アンケート「50パーセントが知っている。」と答えた回答に対して、
こんなに地域に出ているのにあまり知られていない。現実問題として関わりを持ち
つながった支援の他に、つながらない支援もまだまだ有るのだと思う。

○行政:
・介護力強化が今後の地域包括ケアを推進してゆくためのキーワード
・高齢者福祉課 医療政策推進課 介護保険課の3課が合同でその専門性を活かし動
き始めたところ。地域の現状に合わせた政策を検討してゆく。

○医師会:
・地域の現状を知り「いかに人生、全うするか」「いかに幸せな地域にできるか」地
域住民・専門職・行政・医師会が共に考えてゆくべき大きな問題である。次回シン
ポジュムにて検討。

御津医師会地域医療学術シンポジュム:
日 時:10月11日16:00〜18:00
場 所:ロイヤルホテル
参加費:無料  
定 員:300名
         
次回予定   日時/会場  未定
                                               (連携室)

 

投稿日時: 2014年10月16日 (694 ヒット)

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