トップ  >  行事報告  >  2016  >  津高一宮ネット全体会

津高一宮ネット全体会

日時 平成27年12月10日(木)19:30〜21:40 
場所 岡山市地域ケア総合推進センター多目的ホール 

参加者 

多職種116名 
(御津)駒越、大橋、大守、  連携室:森、 事務局:岡田
 

座 長:岡山大学医学部 疫学.衛生学教室 教授 土居 弘幸氏                                
【1・在宅ケアに関わる地域在宅医療・介護連携意見交換会】
テーマ:「多職種チームで在宅療養を支える〜事例から探る多職種能の役割〜」

症例1【87歳男性】
・本人が胃瘻造設を拒否する中、胃瘻造設し在宅療養2年6ヶ月経過した患者の支援について
・経口摂取困難で胃瘻を造設しない場合は看取りの段階となる。
・在宅を支える他職種は患者本人と家族に対して今後の予後予測・先を見据えた状況の説明、対応が望まれる。
・揺れる家族に寄り添いながら患者が穏やかな最期を迎えるよう、家族支援も重要とされるなか主に、主介護者に対してのみ行う傾向にある。しかし、クライマックスに大きく揺れ、本人の療養環境と介護者に大きく影響与えるのが、遠方に暮らす子供や親せきの存在である事も少なくない。
・参加した専門職の多くが胃瘻を造る意味について疑問を感じていた。しかし、現実を受け止められていない家族の気持ちを考えると胃瘻という選択も必要であったのではないかと感じる。
・寝たきりになり拒んでいた経管栄養をもって患者の生きる意味・周りからの評価等伝え、患者自身が有用感を持って療養できるように援助を検討する必要がある。

症例2【67歳男性】
・全盲、アテノーム型血栓性脳血栓の診断、高次脳機能障害 左半身マヒにより、ADLに支障を来している。
・担当医より施設以外の退院の可能性を否定されるが、在宅医の理解を得て在宅復帰
が実現。
・期待できない機能回復の元のレベルに近い生活の再建をめざして、配食・訪問介護・
通所介護を利用し生活が開催された。
・通所・訪問・配食サービスおよび家族の円滑連携の賜物。支援の連続性を感じるサ
ービズ利用により生理的欲求の充足に対応したプランを策定していた。

以上2症例を通じて「患者のQOL」を議論の中心に捉え、多職種がそれぞれの専門性を活かし、どう支えてゆけるか多職種で検討することができたと思う。 

次回:会場・未定
                                               (連携室)
 

投稿日時: 2016年02月08日 (899 ヒット)

印刷用ページ このニュースを友達に送る



TOPへ

サイトマップ