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映画「エンディングノート」上映会

日時 平成25年7月6日 13:30〜
場所 御津ふれあいプラザ さつきホール

参加者

北包括御津・建部分室、金川病院、医療・介護職、市民の方等 計117名
(御津:大森、駒越、利根、連携室・成広、冨田、久山、事務局・岡田)

 在宅医療に関する地域住民への普及啓発活動の一環として、砂田麻美監督作品「エンディングノート」上映会を御津ふれあいプラザにて開催し、御津地区から多数の参加と岡山市の全域また市外からも参加いただいた。
 上映開始前、金川病院院長大森信彦先生に看取りについて、みつネットについて市民の方へ10分程度話をしていただき、上映を開始した。
 上映会終了後アンケートを行い、回収率は87.2%と参加してくださった方の関心の高さがうかがえた。アンケートから実際に自分の最期に向けた準備を行っている方は少数であり、方法も書面に記している方もいれば、口頭で伝えているというように様々であった。
 映画の主人公である、この映画の監督の父親が自分の余命が分かってから準備を始めた事について、やはり死が目の前に来ないと準備など考えられない等まだまだ自分は準備するには早いと思われている方が多いことがわかった。これを受けて、「死」は誰にでも確実に訪れるものだと認識し考えて頂く機会を今後も提供していきたいと考えている。
 その後、会場を移し希望者で茶話会を市民の方12名、専門職7名計19名で行った。映画を観終わられた多くの人が語られたことは、前もって家族と話をしておくこと、いざ自分が病気になってから自分の最期について冷静に考えることはできないように思う為、元気な今のうちから考えて伝えておきたいという様な感想であった。
また、映画の中で監督の父親がリーズナブルに済ませたいという理由から、代々信仰していた仏教から改宗し、キリスト教の洗礼を受けお葬式を教会で行うといったような選択したことについて、自分が代々信仰してきた宗教から予算等の問題だけで簡単に改宗することは決断できないという感想が語られた。
今回、エンディングノート等終活に関わる広報の仕方について、多くの人に広めるためには、わかりやすく、またその人の生活に沿った方法で啓発活動を行っていく必要があるということを感じた。
 死について語る事や考えることは一般的には忌み嫌われる傾向があるが、死とは誰の傍にあるものであり、誰にでも訪れるものである。自分が望む「良い最期」を迎えるために、元気なうちから死と向き合い、自分自身の意思を家族等に言葉として伝えておくことが、自分のためであり、残される家族への思いやりであるということを多くの方に感じて頂き大変有意義な会となった。
                                               (連携室)
 

投稿日時: 2013年09月06日 (1159 ヒット)

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