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2013年8月 巻頭言

                                                                                            御津医師会会長 森脇和久
 
 猛暑が続いております。皆様いかがお過ごしでしょうか。
 参議院選挙も自民党の大勝でしたが、はたして今後の医療政策等はどうなるのでしょうか。経済成長重視ですと、医療・介護を含めた社会保障は当然押さえつけられるでしょうね。
 TPP交渉、アメリカの保険会社の参入、薬のネット販売の解禁etc、金科玉条のごとく守ってきた国民皆保険さえもどうなるのか・・・・。
 さて、7月26日に開催された平成25年度岡山県備前保健所運営協議会に、御津医師会の吉備中央町管内の医療(医師会)の代表委員として出席致しました。
 保健所の主要施策として、
  ? 子育て支援の推進
  ? ノーマライゼイションの推進(障害者自立支援の推進、難病患者の地域生活支援)
  ? 健康長寿社会の推進(高齢者の生活支援、社会福祉施設等の指導監査)
  ? 県民の健康生活の確保(健康づくり、心の健康づくり)
  ? 安心な医療体制の確保
  ? 健康危機管理対策(食の安全・安心、災害時要援護者支援等)
以上6点が示され、それぞれ具体的な説明がありました。その後、参加メンバー(栄養士会、愛育委員会、福祉協議会、警察署、病院協会、医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護師会,計22名)による意見交換がなされました。いろいろな話題が出ているときに、ふと「参加メンバーといい、話の内容といい、どこかの会議に似ているな?」、「そうそう、うちでやっている御津ネット、津高・一宮ネット、吉備中央町ネットと同じだ」と感じたのです。
 御津医師会も、在宅医療推進のため3つのネット会議を通して、多職種・地域と連携しつつ、「地域包括ケア、地域づくり」に貢献したいと願っていますし、それが役目だとも思います。この会議の閉会時、健康福祉部長様が「保健所も地域の多職種の方々との連携が大切である」と結ばれましたが、これからの社会は「多職種連携・異職種連携」がキーワードになると実感しました。
 会員の先生方、地域の催しもの・会合etcなんでも、人が集まるところに出てみましょう。何か新しい出会い、発見があるかもしれませんし、われわれ医師・医師会の進むべきヒントがあるような気がしますが・・・・・・・・・。

投稿日時: 2013-08-01 12:32:09 (874 ヒット)


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