2015年6月 巻頭言
御津医師会会長 駒越春樹
5月16日に岡山ロイヤルホテルで、平成27年度御津医師会定時総会を開催しました。平成26年度会計決算のご承認をいただきました。また定款を変更して会員の資格として高松及び足守地区を追加しました。さらに理事会提案として、新たに合流された会員の意思を反映できるように4名の理事を認めていただきました。任期は来年の総会までになります。
総会後、合流祝賀会を行いました。石川県医師会長、寺島吉備医師会長、宇治岡医連理事長はじめ多くの来賓の方のご参加をいただきました。合流した御津医師会に大きなご期待が寄せられました。そのご期待に応えていけるよう努力していくことが課せられたものと、身の引き締まる思いでした。そして今後吉備医師会とは、より親密な協力関係を築いていくことができるようにしていきたいと思います。
さしあたっての私たちの課題として、2025年問題に対処できるように地域包括ケア体制を整えていく必要があると思います。今後のヘルスケアは、病院での治療で正常に戻していくことから、地域での生活、QOLを重視したものに移行していくといわれています。「ときどき入院、ほぼ在宅」というキャッチフレーズを実現していけるように努力してゆきたいと思います。すでに在宅医療に取り組んでおられる方はもちろん、専門医療に取り組んでおられる方も、病院勤務医の方も地域包括ケアの一員です。どなたも避けることはできません。むしろ積極的にそれぞれの立場で、住民の皆さんに地域包括ケアをよりご理解いただけるように働きかけることが一層求められてきます。
これからの御津医師会の活動は皆さまのご協力があって充実したものになると思います。御津医師会で何ができるか考えてみていただければ幸いです。同じ医師会にいて、会員の皆様それぞれの、得意とするところがわからないままではもったいないと思っています。より会員相互の理解を深めることができないかと考え、総会に出ることができなかった皆様に会報に自己紹介をお願いしたいと思いますのでご協力をお願い致します。
投稿日時: 2015-06-12 13:55:35 (1058 ヒット)