2011年11月巻頭言

                                 御津医師会副会長 鳥越昇一郎

 朝夕の冷え込みが増してまいりました。まさに秋たけなわ、公私ともご多端のことと存じます。
 先日第3回御津医師会「地域医療」学術シンポジュムが開催されました。認知症を地域でいかに支えるかというテーマのもとに、行政 医療 介護 地域etc.170名を超える方々にお集まり頂き、予定時刻を1時間近く超過する熱い会となりました。なかでも真庭市で認知症の地域支援を推進しておられる作本先生の、従来の縦割り・縄張りシステムの困難な中を、医師会主導の下に認知症の理解と啓蒙を進め、高校生をも含めた地域ネットワークを構築されたご講演には感銘を受けました。
 続いて「報告と感謝の集い」が開催され、アトラクションでは深澤先生のギター演奏、難波先生・東先生の熱唱と盛り上がりました。
 ご参加頂きました会員の先生方には厚く御礼申し上げます。次回も多くの先生方にご 参加頂きますようよろしくお願い致します。
 会終了後、津高・一宮地区のケアマネ有志の方との交歓会に参加致しました。医療と介護が連携していくのはなかなか大変なことですが、双方の理念を共有するためにもこのような機会(人柄が伝わるような他愛もない話から親しくなっていく)は有意義なものと思われます。それにしても女性の方は連帯感があるなと感じました。
 さて在宅医療には従来の往診の他に、訪問診療 訪問看護 訪問リハビリ 訪問歯科診療etc.があります。在宅医療が進むと必然的に人と人との絆が深くなってまいります。今回のシンポジュウム、ケアマネとの会を経て、この仕事は地域づくりにも繋がるのではないかと思っておりますが、会員の先生方はいかがでしょうか。
 

投稿日時: 2011-11-02 09:55:16 (2174 ヒット)


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