2016年1月 巻頭言
御津医師会会長 駒越春樹
新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年4月に、岡山市北区足守・高松地区で活躍中の医師の皆様が、吉備医師会から御津医師会に合流されました。66の医療機関、A会員66名、B会員58名、計124名となり、一回り大きな医師会になりました。岡山市北部の大半を占める地域の皆様に対して、より大きな責任を持つようになったと考えています。
会員の皆様には総会や、理事会への参加、講演会、シンポジュムなどに加わっていただき、お互いに顔の見える関係ができてきています。でも、まだ合流後一度もお会いできていない方も多数いらっしゃいます。わたくしはこの何年か地元の町内会の方々と何度も出会いました。顔の見える関係から、話し合いを繰り返すうちに信頼感をお互いに持つような関係作りができました。その上での協議は、本音で意義のあるものに変わっていったと思います。江原副会長から写真付きの会員の紹介の提案がありました。ぜひ実現していきたいと思います。また何とかお互いにお会いでき話し合える機会を設けたいと思います。合流2年目になります。会員の皆様には、会内の顔の見える関係作りにご協力のほどよろしくお願いいたします。
さて岡山県から委託された在宅医療拠点連携事業は、今年度で終了になります。この事業は、御津医師会のエリアの地域包括ケア体制を整えていく上で大きな推進力になりました。そしてこのシステムを構築していくためのノウハウを蓄えることができたように思います。「地域包括ケア」はおおよそ中学校区を区域とする医療・介護のシステムづくりが基礎になります。地域によりそれぞれ特色のあるものになっていくと思います。「地域のことは地域に聞け」といわれます。地域の方々の直接のご意見を聴くとともに、地域に密着して活躍しておられる会員の皆様からのご意見を聴くことが重要です。ぜひ御津医師会の活動に参加してご意見をおきかせください。
またこの事業の成果として、「リビングウィル〜私たちの選択」というショートムービーを制作することができました。連携室の森さんを中心に、津高・一宮ネットの専門職と、賛同してくださった地域の役者さん4名とカメラマン2名で制作しました。リビングウィルを考えるきっかけになる作品になったと自負しています。ぜひ一度ご覧になってご感想、ご意見をお寄せください。
以上年頭に当たり会員皆様のご指導、ご協力をお願い申し上げるとともに、2016年申年が御津医師会のさらなる発展の年になることと、皆様にとりまして良い一年であることを祈念致します。
投稿日時: 2015-12-28 15:48:15 (778 ヒット)