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2010年8月 巻頭言

                                                    御津医師会会長 難波 晃
 参議院選挙も終わり相変わらずの政局の混迷が続いています。自民党の勝利(?)本格的なねじれ現象という事になり、日本医師会の支援、推薦した3候補もあえなく落選、今後の医療行政の行方が気になります。また地元岡山でも岡医連の分裂という異常事態があり、今年や、来年の医療、福祉面における市民サービスの動向が気になるところです。
 御津医師会としてはこの4月以降いくつかの大きなイベントを開催することができました。発熱外来設置訓練や有事医師派遣制度に関しても会員の先生方の強力なご支援により、実際にその有用性を十分に証明することができましたし、それらの成果を御津医師会「地域医療シンポジュム」において世に問う事もできました。このシンポジュムで検討された事柄は、現在進行中のアンケートの集約、結果を今後の活動に生かしていきたいと思っております。
 現在御津医師会として取り組んでいるプログラムは、全部で9種類のものがあるわけですが、中でも今年新たに加えられた「認知症地域支援プログラム」や「生活困窮者無料、低額診療プログラム」に関してはその実現に向けて今後具体的な指針を早急に検討する必要があります。
 またプログラムではありませんが、医師会としては今後、公益法人の移行という大きな問題を抱えています。7月の理事会でもその方向性の指針説明、検討等が顧問税理士よりなされましたが、どのような法人にするかという事は今後御津医師会をどういった形で運営、存続させていくかという、会員の先生方お一人お一人にとって基本的かつ非常に重要な事柄を含んでいるわけで、これに関してはすべての先生方から広範な御意見をお聞かせいただきたいと思っております。積極的な御意見を期待しております。御協力何卒よろしくお願いいたします。

投稿日時: 2010-07-30 15:16:23 (2212 ヒット)


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