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2017年3月巻頭言

            東京ドームの蘭

                     御津医師会理事 近藤洋一 
昔は岡山でも、らん展が行われておりました。場所は早島のコンベックス岡山でした。これは楽しみにしておりまして、毎年見に行っておりました。所がある年から、突然中止になってしまいました。どうも県が相当援助していたのが、予算の都合で援助中止となって、出来なくなったらしいです。よしそれならば、と奮発して東京へ出かけて、東京ドームの 世界らん展日本大賞を見に行く事にしました。らん展は毎年2月中頃にありまして、土曜から始まり、9日先の日曜に終わります。どうせ見るのなら花が新鮮な内が良かろうと、土曜の午後に出かけて、日曜日にらん見物をする事にしております。特に印象的だったのは、うちの塚本先生が県の理事に立候補されたので、東京から 難波 晃 先生に電話をして、結果はいかがでしたか、と聞いたのが記憶に残っております。
会場は東京ドームですから、水道橋で降りますが、そこに前売券売場があり、当日2200円の券が2000円で買えます。会場にはさまざまな国や地域から約3000種10万株のらんが並びます。あの東京ドームがらんでいっぱいになります。毎年目につくのが 假屋崎省吾 蘭の世界、蘭と着物が融和しております。假屋崎さんは糖尿病だそうですが、活躍しすぎて大丈夫なんでしょうかねぇ。他に西大寺出身のアクション女優 志穂美悦子さんが毎年出品しています。あの人は華道もやるのですかねぇ。岡山県関係では 興陽高校の造園部が毎年出品されます。説明に私共の高校は干拓地の中にあります。から始まっております。
沖縄の沖縄美ら海水族館が出品しますが、蘭よりも魚の方に目が行って、蘭に注意が向きません。各国の大使 大使夫人のテーブル ディスプレイも毎年あります。
トルコ タイ デンマーク ジプチ ブラジル ボスニアの大使夫人がテーブル ディスプレイを並べております。さすが大使夫人となりますと、お上手なものです。オランダがありませんでした。オランダが世界で一番園芸が発達しているのにねぇ。
毎年らんの中で一番を決めるのですが、これは中々難しいと思います。14年前に岡山県のらん園の方が一等になった事がありますが。一番感心するのが、茨木県つくば市の斎藤正博というお医者さん この方は産婦人科のお医者さんだそうですが、3年続けて一等を取られました。大したものだと思います。
さすがのらん展も2時間か2時間半ほどすると、草臥れて外に出てきます。
後は東京見物でもして、時間潰しをする事になります。

投稿日時: 2017-02-28 10:08:20 (862 ヒット)


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