2014年1月 巻頭言

                                                                                            御津医師会会長 森脇和久 
 新年あけましておめでとうございます。
 皆様お元気で、良い年をお迎えられたことと存じます。
 昨年は、年末12月7日に第一回岡山県医師会会長賞を御津医師会としていただきました。今までの医師会活動、?夜間輪番制度、?有事医師派遣制度、?地域医療学術シンポジュム、?在宅医療推進連携事業等が評価されたもので、「見放さないその命、地域医療を守る御津医師会」というキャッチフレーズを誇らしく、益々大切にしたいものだと強く感じました。
 さて本年の医師会活動ですが、今まで通り
“地域に対して医師会として何ができるか”
“地域包括ケアシステム・地域づくりに医師会がどう絡んで行けるか”
ということを常に念頭において活動したいと考えています。
 岡山県医師会報第1371号の視点、岡山県医師会理事江澤和彦先生の「2014年診療報酬改定の方向性と2018年4月ターニングポイントの意義」という論文、大変興味深く読ませていただきました。今後の我々開業医の目指す方向性、医師会が果たす役割のヒントが得られたように思います。国は、2025年に向けて「医療費はもう上げない!!限られた財源の中で地域医療ビジョンを構築しなさい。急性期病院は救急医療を、中小病院は亜急性期医療(ポストアキュート、在宅・介護施設の緊急受け入れ)を、開業医はかかりつけ医機能の強化(在宅医療への参加、高血圧・糖尿病・脂質異常症・認知症の全人的かつ継続的診療)をしなさい」という強力なメッセージを送っています。これに応えるにはそれぞれの組織が機能分担し、連携する以外に道はありません。
 地域医療ビジョン構築に医師会として積極的に参加し、意見を発信する必要があると思います。地区医師会の義務は、地域のあらゆる組織間の連携を調整しつつ、地域住民とともにより良い医療・介護体制を作り、守ることでしょう。御津医師会地域連携室の機能をもっと強化し、医師会員のかかりつけ医機能(外来診療・在宅医療)も地域医療ビジョンの中心となるよう頑張りましょう。
 掛け声だけでなく、実行に移すのは今年でしょう!!
 会員諸先生がたのさらなるご指導、ご鞭撻、ご協力をお願いする次第です。
 本年もよろしくお願い申し上げます。

投稿日時: 2013-12-27 14:31:36 (946 ヒット)


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