2010年6月 巻頭言
御津医師会会長 難波 晃
薫風香る去る5月16日、御津医師会は以前からの懸案であった強毒性インフルエンザ・パンデミックを想定した発熱外来訓練を岡山市立平津小学校グランドにおいて行いました。当日は森脇和久副会長の指揮下、大勢の地区住民の方々や、医師会員の先生方、またご家族の皆様のご協力をいただき、参加人数約90名と期待した以上の盛り上がりを見ることができました。マスメディアも山陽新聞、日経新聞などで大きな報道がなされましたので、先生方もご覧になられたことと思います。一地区医師会主催の訓練としては全国でも類を見ない画期的催しであったと自負しておりますが、当日の診療においてもドライブスルー型の診療形態を採用し、まずまずの受診者数をこなしており、いざ本番に向け、実際に役に立つ訓練ができたと思っております。これも連合町内会久世会長をはじめ各連合会会長、地区住民の皆様の力強いご支援、医師会会員の先生方のご協力があって初めて実現できたものと考えられ、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
さて6月に入りましたが、今月19日(土)には休む間もなく地域医療学術シンポジュムの開催が予定されています。これについての内容はすでに先生方ご存じと思いますが、御津医師会はこの2年間?会員の生存権を保障し?地域住民の命を守るという二つを大きな命題として、夜間診療輪番制、有事医師派遣制度等9つのプログラムを計画し推進してまいりましたが、これらプログラムの進捗具合等に関し、各副会長、担当理事から報告し、その場でご批判をいただいたり、問題点について検討するということを主たる目的とした会です。参加いただく方は岡山大学、川崎医科大学等教育関係や行政関係、また連携病院、歯科医師会、薬剤師会、看護師会等の代表の方、さらに御津医師会として平素からお世話になっている連合町内会長の皆様、愛育委員、民生委員の方々等大勢の方々にお集まりいただく予定にしております。
会の実行委員長としてはこれらプログラムの生みの親である前御津医師会長菅波茂氏が就任されています。是非とも意義ある活発な討議のなされる会にしたいと思っておりますが、なかでも御津医師会員の先生方のご参加が最も重要であります。積極的なご参加を宜しくお願い致します。
投稿日時: 2010-06-05 15:07:36 (2433 ヒット)