在宅医療連携拠点事業 山口建先生講演会

投稿日時 2013年08月20日 | カテゴリ: 2013

日 時:平成25年7月5日(金)19:00〜21:00
場 所:岡山大学医学部 臨床第一講義室

参加者

がん拠点病院医師・スタッフ、薬剤師、ケアマネほか114名
御津医師会:森脇、塚本、駒越、大橋、大森、連携室:成広、冨田、事務局:岡田

 

プログラム
 

1. 緊急提言:がん拠点事業の今後
   厚生労働省健康局 岡田就将がん対策推進官
2. 講演:超高齢社会における「がん拠点病院」のMissionとは
    静岡がんセンター総長 山口 建 先生
   座長:伯野 春彦 岡山県保健福祉部長

御津医師会では、岡山県より受諾した「在宅医療連携推進事業」の一環として、静岡がんセンター総長山口 建先生をお迎えし、“超高齢化社会における「がん拠点病院」のMissionとは”と題して、講演会を開催しました。
先生は、今までの長い“がん臨床経験”を踏まえながら、?拠点病院と在宅医療、?静岡がんセンターの現況、?在宅医療の特性、?地域の多職種チーム医療、?情報処方の5項目についてお話をされました。
とくに印象深く拝聴したのは、?新しいがん医療のコンセプトとして、NBM(Narrative-based Medicine,「患者の思い」に基づく医療)という概念で、患者を中心とした患者参加型の医療が大切であること。?抗がん治療(手術・放射線・薬物療法、支持療法,緩和ケア)と、終末期緩和ケアにおいて、がん拠点病院と地域医療機関とのシームレスな連携が重要であること。?がん医療においては、病院でも地域でも、患者さんを中心とした多職種チーム医療を構築すること。?患者・家族に、患者の視点に立った、がん医療に関する様々な医療情報を処方すること。以上のような内容でした。
参加者一同、大変感銘をうけ、これからの各自の仕事でおおいに役立つヒントを得られたものと考えます。
                                                 (森脇)






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