日時:平成22年7月18日(木)13:30〜15:30
場所:一宮公民館
講師:今井 善朗 理事
岡山市北区地域包括支援センター主催
いちのみやシルバー健康講座(介護予防教室)4回シリーズの第1回
「高齢者の健康管理」について
日本人の死因は、第1位「悪性新生物」、第2位「心疾患」、第3位「脳血管疾患」です。
これらについて、各個人が注意し実施可能なこととして、悪性新生物については国立がん研究センターの公表している「日本人のためのがん予防法(現状において日本人に推奨できる科学的根拠に基づいたがん予防法)」の要点を紹介しました。心疾患、脳血管疾患については血管を良好な状態に保つことがポイントであり、そのためには動脈硬化の危険因子の有無をチェックし、危険因子がある場合はそれを改善することが大切であることを解説しました。
検診を受けることの重要性、および検診で異常を指摘されたときにそれを放置しないことの重要性につき言及しました。
また夏期の健康管理として「熱中症」の病態について解説し、対策として水分のこまめな補給が大切であることを説明しました。
最後に、高齢者は肉体的にも知的にも最盛期を過ぎた衰弱の過程にあることを自ら認識して、廃用症候群(使わなければ衰えて機能が低下する)に陥らぬように、前向きに身体機能、知的機能、精神的機能を使うことで健康を保つよう奨励しました。
(今井)
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