岡山中央病院・御津医師会共催「医療従事者向け緩和ケア研修会」

投稿日時 2015年01月30日 | カテゴリ: 2014

日 時 平成26年11月28日(金)19:30〜21:30
場 所 岡山中央病院 2階セミナー室

参加者

病院勤務医、在宅医、薬剤師、訪問看護師、ケアマネ等
(医師会)駒越、塚本、大橋、大守、難波晃、鳥越、山下、宗盛、三谷
      連携室:森、事務局:岡田                 計51名


 岡山中央病院理事長・金重哲三先生を講師に、医療従事者向け緩和ケア研修会を開催した。参加者は病院勤務医・在宅医・歯科医師・薬剤師・訪問看護師・ケアマネなど 51名。
 講演会では冒頭、緩和ケアの理念として「あなたは最期の瞬間まで私たちにとって、非常に大切な方です。私たちは、あなたが平安のうちに死の旅路に旅立つためだけでなく、最期、あなたが亡くなる瞬間まで、人生を満足に生きることができるよう最善を尽くします。」シシリー・ソンダース氏の提言を紹介。緩和ケアポリシーで最も重要とされているのが、医療者の思いであり「時に治し、しばしば和らげ、常に癒す」緩和ケアこそ医療の原点だと述べられました。
また、悔いの残らない旅立ちを手伝う役割の中で、痛みに対する手当、特に精神的な痛み、スピリチャルな痛みについては「自らの煩悩による痛み」生に対する執着と死への恐怖による痛みは、これらを手放すことで解決するとして:死に方の極意は「覚悟して捨て 感謝して逝く!」ということだと伺うことができました。
この他にも 緩和ケアの心がけ・死の兆候・薬剤・放射線治療についてわかりやすく説明を頂くことができました。
その中で私は、「時に治し、しばしば和らげ、常に癒す」緩和ケアは医療の原点という言葉が深く印象に残りました。会場からも「緩和ケアは癌やエイズの患者さんのみを対象としたものでなく非癌の患者さんや老衰の患者さんも対象として取り組むことで地域包括ケアシステムの推進に役立つのではないか」という意見が述べられ、私も同じ思いを感じ、今後は地域や病院関係者にも聞いて頂きたい有意義な研修会となりました。

・点滴について( 容・皮下点滴について)
・非癌の在宅死。
・症例を提示した緩和ケアの実際・実践的な物。
以上のような内容で今後の研修企画に希望が出された。
                                               (連携室)






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