日時 10月11日(土)16:00〜18:00
場所 岡山ロイヤルホテル
参加
大学・医療・介護関係、岡山県・岡山市・吉備中央町、地域住民等
(御津)駒越、大橋、大守、難波晃、森脇、鳥越、近藤、熊代、難波経豊、難波経雄、
佐藤、津島、須藤、宗盛、みつネット:成広、連携室:森、事務局:岡田
計207名
「時々入院ほぼ在宅〜地域で支える〜」というテーマでシンポジュムを開催しました。
健常な高齢者は、病気になれば入院して治療を受け退院して日常生活に復帰となりますが虚弱な高齢者(認知症やADLの低下した方)は入院そのものがリスクになる可能性(譫妄生じたり、更なるADLの低下をきたす)も考慮する必要があります。なるべく入院は短期間にとどめ、 在宅で療養する方が何かと都合がよい場合があります。
テーマのもう一つの意味は、時々入院の入院を引き受けてくださる病院の理解がないと時々入院は叶えられないという事です。在宅医療を継続 するには、ベッドを提供いただける病院のバックアップがあってこそという事です。そして、更にもう一つ、在宅か入院か施設かを議論することも大切ですが、もう少し余裕をもって、入院も施設入所も在宅もそれぞれを行き来して最終的に決定するのもありではなかろうかという考えです。ただ、やり遂げるには、在宅医にも、患者さん、ご家族そして受入れていただく病院医師にもそれなりの覚悟が必要となります。
まず今回は、在宅生活を維持できなくなった時にまず大切な介護の問題を、どこに相談できるのか、どのようなサービスを受けられるのかご理解をいただこうと、腰痛のために動けなくなった独居の男性高齢者とアルツハイマー型認知症の高齢女性のいる家族の事例のスライド劇を用意しました。ケースが適切でないとのご指摘をいただき反省しきりでありますが、入口問題を理解する端緒とはなったと思っています。
在宅生活で困ったことが生じたらどこに相談すればよいのか、どのような支援が得られるのかご理解いただけたのではないかと考えています。
何度も繰り返し申し上げておりますとおり、地区医師会というのは面白い存在で何でも載せられるプラットホーム、つまりどことでも組める組織であると考えています。地域の方とここまで本音の話ができるようになったことに、活動の方向性は間違っていなかったと思っています。まだまだ具体的な方向性は定まっていませんが一緒になって考えていけたらと思います。
参加いただきました皆様に感謝いたします。今後ともよろしくお願いいたします。
(大橋)
シンポジュム終了後、報告と感謝の集いを開催しました。参加者110名。
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