結城思聞(松倉悦郎)先生講演会

投稿日時 2014年10月31日 | カテゴリ: 2014

日時 平成26年9月17日(水)18:30〜20:00
場所 国立病院機構岡山医療センター 西館8階 大研修室
主催 御津医師会みつネット 共催:国立病院機構岡山医療センター

参加者

岡山医療センター職員76名、その他多職種スタッフ及び一般住民111名
(御津医)みつネット:大森、駒越、宗盛、
      佐藤、津島、塚本、森脇、難波晃、
      連携室:森、みつネット:成広、事務局:岡田

演題 「いのち・生命・無量(いのち・いのち・いのち)」
講師 浄土真宗本願寺派善教寺住職 結城思聞 先生


今回は姫路の浄土真宗本願寺派善教寺住職 結城思聞先生に生きることについてのご講演を頂いた。
結城先生は元フジテレビアナウンサーで、その時代の王監督・長嶋監督のエピソードやアグネスチャンと白血病の女の子の話など様々なお話を交えながら、豊かに生きるための心構えを説いて頂いた。
様々な詩や名言、仏教用語などを交えながらお話し頂いたが、中でも金子みすゞさんの「私と小鳥と鈴と」の一節に触れられ、私たちはすぐに「みんな違ってみんないい」というところを思い浮かべがちだが、そこではなく題名に「私と小鳥と鈴と」とあるのに文中では「鈴と小鳥と、それから私」と私を最後にしている部分に注目し、自身を最後に置き、他を敬うことが重要だということをお話し頂いた。
他にも高齢者がよく「役割がなくなったから早くお迎えが来てくれたら・・・」という様な事を言うが、高齢者に限らず誰しもが生きているだけで無限の尊厳であるということ、命の重さはどんな生き物でも平等であるということ、大切なものは目に見えず、漠然としたもので、命とは自身に与えられた大切な時間であると話された。人を理解するには「understand」という単語からもわかるように下に立って理解することが大切という様な事をお話された。
地域包括ケアを構築する為には、地域力を上げていくことが重要で、地域力を上げるためには今回の講演会で先生の説かれた「私とあなた」ではなく「あなたと私」という気持ちを持つことが大切だと感じた。
今回の講演会で勉強したことを活かせるよう謙虚な気持ちで今後の業務を行いたい。
                                             (みつネット)
 






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