日時:平成25年12月12日(木)18:00〜21:00
場所:国立病院機構岡山医療センター 西棟8階大会議室(講演会)
本館1階食堂Himawari(意見交換会)
参加者:62名
御津医師会:森脇、駒越、塚本、鳥越、難波晃、大橋、大森、佐藤利雄、利根、前田、
原田、宗盛、 連携室:成広、冨田、 事務局:岡田
1.「在宅医療連携に果たすMSWの役割」
玉名郡市医師会立玉名地域保健医療センターMSW 永杉 憲弘
「地域包括ケア」=「在宅医療連携」と考えてよいのではないかと考えている。
医師会立病院のMSW=たまな在宅ネットワークの事務局=たまな在宅医療連携協議会の事務局という三足のわらじを履いての活動を展開中。MSWとは「生き方・逝き方」に繋がる様々な権利を擁護する専門職であり、療養中の心理的社社会的問題の解決調整援助・退院支援・社会復帰援助・受診・受療援助・経済的問題の解決調整援助・地域活動すべてに関わり得る。在宅医療連携拠点事業にはMSWが不可欠なのであると・・なぜなら
?在宅医療における個々の相談支援、?在宅医療に関わるネットワークやチームへの支援、?地域・組織・団体といったマクロな視点での在宅医療連携への支援、届け出書類の作成から保険請求の相談まで行っている。まさに要の存在ということ
在宅医療の推進のためには、一か所の病院の連携室が拠点になるだけでは地域の人への働きかけは弱く、急性期から慢性期、在宅への流れの中で一環とした情報共有、情報提供を行うことで、患者さん本人、家族の不安も和らぎ、在宅医療の推進へとつながると考えられ、その活動の中で生まれたのが「たまな在宅ネットワーク」という多職種ネットワークである。このネットワークは訪問看護ステーションを基盤としてかかりつけ医と多職種で構成され、これまで築き上げてきた関係を大事にし、患者さん本人やご家族から思いを引出し、その思いを受け止めることができるようなシステム、人材育成、地域づくりを目指した。
玉名地域で目指す在宅医療の形として?敷居の低い在宅医療、?我が家で暮らし、そこで逝く、?あるものでやろう、を掲げ、広く地域全体で在宅療養をバックアップするシステムの構築を目指している。今後も継続的に研修会等を重ね、地域の専門職間のネットワークづくりに励む。
御津地域のMSWさんSWさんの一歩前への活動と同時に一歩外への活動を期待したい。
2.意見交換会
永杉さんを囲み、多職種連携を困難にするもの、成功例等、我々の事業に有益な情報を教えていただいた。また、今回は津高一宮ネット参加者とみつネット参加者、双方の参加者が集い、顔の見える関係が深まった。
(地域連携室)
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