御津医師会「地域医療」学術シンポジュム・報告と感謝の集い

投稿日時 2012年11月14日 | カテゴリ: 2012

日時 平成24年10月22日(土)
      16:00〜17:30 「地域医療」学術シンポジュム
      18:00〜20:00 報告と感謝の集い
場所 岡山ロイヤルホテル

 平成24年10月20日(土)に、第4回御津医師会「地域医療」学術シンポジュムを開催しました。多数の地域住民の方、行政、医療、介護などにかかかる125名の方々がご参加くださいました。「在宅での看取りを考える」というテーマで、予定時刻を超えて講演と討議がなされました。
 最初に森脇会長のあいさつがありました。その中ではこの先20年ほどで“多死化の時代”をむかえ、今後増えるであろう約40万人の看取りの場所をどう確保するのか、「周死期」について考える必要性をふくめ、在宅での看取りを地域で考えていこうという、このシンポジュムの趣旨をのべられました。
 講演の最初に、理事の大森金川病院長から、急性期病院の限界と題して、機能分化した急性期病院は、もはや風邪からガン末期までみる総合病院ではなくなったこと、またそこでは最高度の医療が手厚く行われ、その結果在宅へ戻れなくなることもありうること、慢性期の維持や看取りにはむいていないことなどのべられました。
 つづいて在宅医療に取り組んでおられる、ももたろう往診クリニック小森院長、真庭市医師会の作本先生から、在宅医療の実際、口腔ケア、嚥下指導のチームケアが紹介されました。さらにみつ訪問看護ステーション看護協会の江田看護師から、在宅での看取りの症例が示されました。
 最後に大橋理事から、今後の御津医師会の取り組みとして、県からの委託を受け「御津医師会地域連携室」を立ち上げることになったことが報告されました。在宅医療連携拠点事業として、まず御津地区で在宅医療、在宅での看取りが推進できるように、スムースな病診連携や、医療・介護・福祉にかかかる機関の連携強化を図っていけるものにしたいとの意向がしめされました。
 シンポジュムを終えるにあたり、岡山県医師会長より、地域包括ケアを進めるうえで住民とともに考えるよい会だったとの総評をいただきました。
 続いて100名以上の方が残ってくださり「報告と感謝の集い」が開催されました。難波前会長のすばらしい司会ですすめられ、アトラクションでは深澤先生のギターを中心とするロス・ぺセスアンサンブルの演奏や、熟唱で盛り上がりました。
                                                                        (駒越)
 






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