急性期病院の機能を活かす多職種連携意見交換会

投稿日時 2015年12月18日 | カテゴリ: 2015

日 時:平成27年11月26日(木)18:30〜20:45
場 所:国立病院機構岡山医療センター 西館8階研修室

参加者:

急性期病院医師・看護師・在宅医師・医療介護の従事者 等
医療センター職員39名 在宅41名 
(御津)駒越、大橋、大守、森脇、宗盛、連携室:森、事務局:岡田


目 的:地域包括ケアシステム構築に向けて
内 容:・超急性期病院の機能を知る(医療・看護の特徴と在宅復帰への取り組みと課題)
・在宅支援体制の現状を知る(医学的知識の不足・介護力の不足など)
・急性期病院と在宅介護連携の課題・問題の共有 
・今後、急性期病院での医療・看護に活かせる情報連携に向けて。
■地域に顔の見える関係が広がり、医療と介護の連携も円滑に行えるようになった。しかし平均在院日数の短縮・疾病構造の複雑化・高齢世帯の増加等により一層の支援の多様化、効率化が期待されている。急速に進む高齢化に対応するため地域包括ケア構築が急務とされる中、この事を急性期病院・在宅関係者が協働で取り組むべき課題として捉える必要がある。しかし「他機関多職種との連携の窓口が地域連携室に限局の傾向」や「超急性期病院からの退院の際約2週間前に情報がほしい」と希望する在宅スタッフも存在する。今回は、お互いの機能を知り強みを引き出し繋げることが地域包括ケアシステム構築の鍵と考え、急性期看護と在宅介護・看護の連続性の在り方について意見交換を行おうと、地域連携室担当者や急性期看護師と在宅支援メンバーを対象に研修会を開催した。研修では先ず、岡山医療センター地域連携室退院調整・病床管理 前田由紀子師長より在宅スタッフに向けて「急性期病院における退院支援の現状」について、さらに御津医師会 駒越春樹会長からは、急性期病院看護師に向けて「在宅医療と看取りの現状から」というテーマでそれぞれにご講演を頂いた。その後 〜急性期病院と在宅介護お互いの機能を知り「私たちに出来ること・取り組むべきこと・伝えたいこと」〜というテーマでグループ討議を行った。日頃同じテーブルに付く機会のない急性期病院の看護師と在宅医師・在宅介護医療従事者が共に立場や機能を学び意見交換が実現できた。職種や所属も関係なく援助職者としてただ患者さんの為にという共通の想いのもと、素晴らしい意見が多数出された。今後も、患者さんを生活者として捉え、地域と急性期病院が絶え間なく支え見守る連携の在り方・見据えた医療・看護・介護の実現を目指して取り組んでゆきたいと感じた。                  
(連携室)






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