日 時 |
平成21年3月31日19:30〜21:00 |
場 所 |
遊々会「ケアハウス茶山亭」 |
出席者 |
菅波茂、難波晃、塚本眞言、大橋基、森脇和久、駒越春樹
田村宣夫、山谷幾道、津曲兼司 岡田孝子
計10名
|
担 当 |
難波晃副会長 |
演 題 |
御津医師会岡山空港飛行機事故対策を考える会 |
講 師 |
川崎医科大学救急医学 荻野 隆光 先生 |
御津医師会岡山空港飛行機事故対策を考える会
最初に荻野先生に先日2月21日に岡山空港にて行われたエマルゴ机上訓練(これは北欧で開発された机上救急訓練の方法だそうで、時間に合わせ患者に見立てた人形を動かせて、その人形に対してどういった救急処置ができるかを考えていく訓練方法とのこと)についてご講演いただき、その後菅波会長の考えとしての岡山空港事故発生時対応方法、又岡山市内医師会連合会の災害救急委員会の今後の活用等について忌憚のない討議がなされました。
エマルゴ訓練でも最後の負傷者が、空港内から搬出されたのは事故発生から7時間後であり、その原因は煩雑な連絡等の手続きにあると考えられ、もっと迅速な対応が求められました。
- 誰が指令を出し、誰が搬送し、誰が受け入れるかが事前に明確になっていることが必要。
- とにかく一刻も早く空港内から搬出することが肝要。
(事故発生からできれば2時間以内程度が望ましい)
- 岡山空港はその場所が比較的市街地に近く基幹病院への搬送が他県の空港に比較して有利。
等のことが考えられました。御津医師会は、岡山空港地元の医師会であり、いざ事故発生という時点では最も迅速な対応を求められる立場です。必要なときにはできるだけ多くの医師が現場にかけつけたいものと考えられました。
その他今後の活動に備え、医師会内部での連絡方法、医療器具、薬品の確保さらに出動した場合のその方の保証等、実際の事故に即応した救急医療体制を、荻野先生との連携も図りながら今後構築していこうということで、会議は終了となりました。
|