「強毒性インフルエンザ流行時における発熱外来の設置」訓練御参加の御礼

 2010.5.16(日)実施
 

  5月16日(日)に開催致しました「強毒性インフルエンザ流行時における御津医師会発熱外来」の設置訓練に多数ご参加頂きまして厚く御礼申し上げます。
 当日は天候にも恵まれ、地元町内会の皆様はじめ約90名の参加者の方々と、「強毒性インフルエンザが流行し、多数の患者が受診、重症者は救急車にて搬送、往診にも対処する」という設定のもとに訓練を行いました。
 平津小学校の正門前と校庭をお借りし、受診者は車に乗ったまま診察を受ける“ドライブスルー型の発熱外来”とし、受付(医師1名、事務1名)、診察(医師2名、看護師2名)、本部(医師2名)、投薬・会計(医師1名、事務1名)の順に移動、その間の車の誘導を町内会の方4名にお願いし、全員完全防護服を着用して実施しました。午後2時より開始、約40分間で計33人(台)の受診者を診察、3人を救急搬送し、午後3時に無事1時間の訓練を終える事ができました。
 此の度の訓練の第一の収穫は、町内会の皆様と「強毒性インフルエンザの流行」に対して同じ危機意識をもち、一緒に訓練し、お互いの信頼関係が築けたことだと考えます。問題点は沢山見つかりましたが、今回の訓練をさらに検証し、いざという時の為に備えたいと思います。
 最後に、テント張り、車の誘導、会場の準備・整理等に多大なご尽力を頂いた町内会の皆様、会場をご提供頂き、休日にもかかわらずご出席頂いた平津小学校の校長、教頭両先生に厚く厚く御礼申し上げます。                                        御津医師会会員一同
 
 

御津医師会 新型インフルエンザ対策(第三報)2009.10.19

新型インフルエンザワクチンの接種がいよいよ始まります。
従来の季節型インフルエンザワクチンの接種は既に始まっていますので、是非受けておいてください。
 
今回は新型インフルエンザワクチン接種の優先順位等についてお知らせします。マスコミ報道等でご存知のごとく、新型インフルエンザワクチンの国内産には数に限りがあり、優先接種対象者が決められています。
 
? 優先接種対象者: インフルエンザ患者の診療に直接従事する医療従事者、
              基礎疾患を有するもの(後述)、妊婦、1歳から小学校3年
              生に相当する年齢の小児、1歳未満の小児の保護者及び
              優先接種対象者の他、身体的な理由により予防接種が受
              けられない者の保護者等
? その他の者  : 小学校4年生以上、中学生、高校生の年齢に相当する年
              齢の者、65歳以上の者
 
* 基礎疾患を有する者の基準
ア 慢性呼吸器疾患: 気管支喘息、COPD(肺気腫、慢性気管支炎)等
イ 慢性心疾患  : NYHA分類?度以上等
ウ 慢性腎疾患  : 慢性維持透析患者等
エ 慢性肝疾患  : 肝硬変患者のうち、Child Pugh grade B又はC等
オ 神経疾患・神経筋疾患: 多発性硬化症等の難病、過去1年以内に誤嚥性肺
                  炎の既往があるもの
カ 血液疾患   : 白血病、悪性リンパ腫等
キ 糖尿病    : インスリン療法を必要とする者等
ク 疾患や治療に伴う免疫抑制状態: 悪性腫瘍、膠原病等
ケ 小児科領域の慢性疾患: 気管支喘息、小児がん等
以上、比較的細かく既定されています。
 
近日中に、新型インフルエンザワクチン接種受託医療機関が公表されます。詳細はそれに掲載された医療機関にお問い合わせください。
 
 2009年10月19日
 
 

御津医師会 新型インフルエンザ対策(第二報) 2009.5.25

5月25日現在、国内における新型インフルエンザ感染者は増加傾向にあり、関西地区、関東地区以外にも拡がりつつあります。幸いにも、岡山県からの発生は認められておりませんが、今後注意深く見守る必要があります。

御津医師会におきましては、会長・副会長を中心とした新型インフルエンザ対策会議を立ち上げ、今後の行動計画につき以下のごとく考えております。

  1. 現時点
    通常に診療する。発熱者に対しては、新型インフルエンザかどうかを見極め。 通常の季節型インフルエンザはそのまま治療する。
    新型インフルエンザ疑似者は発熱相談センターに紹介する。
  2. 新型インフルエンザが岡山県内で1人確認されたとき
    通常に診療する。但し、発熱者と一般患者の接触を防ぐため、 慢性疾患を有する定期受診患者等への定期薬の長期処方を考慮する。
    新型インフルエンザ疑似者の診察は今までどおり実施し、 発熱相談センターへ連絡する。
  3. 新型インフルエンザ感染者が少しずつ増加し、学校が休校になった時
    発熱外来を医師会で立ち上げ、積極的に地域住民の診察にあたる。
    場所は小学校等公共施設を使用させてもらう(保健所等、行政からの依頼があるまで待機しておく事も考慮)。
  4. 発熱外来
    医師二名、看護師二名、事務二名の計六名で実施する。
    基本的には車で受診して頂き、車の中で診察する。
    受診される車を誘導するボランティア(地域住民の方々)を募る。
    診察時間は午前9時から午後5時までとする。 (午前と午後と分けるため、一日計十二名必要。 発熱外来の当番以外の時間は、各々の診療所で診察するが、発熱患者は出来るだけ発熱外来へ勧奨する)

新型インフルエンザの状況は日々変化しており、以上の様な計画も変わる事があります。地域住民の皆様の健康を守るべく、医師会一丸となって頑張ってまいります。
ご協力のほどよろしくお願いいたします。

2009年5月25日

 

御津医師会 新型インフルエンザ対策 2009.4.28

昨日から、メキシコでの豚インフルエンザの流行が盛んに報道されています。

“新型インフルエンザ”かどうかはまだ確定されてはいませんが、いつ発生してもおかしくない状況ですので、十分注意深く観察しておく必要があります。 御津医師会では、かかりつけ医として地域住民の皆様の命を守るべく、十分な対策を検討しています。しかし、もし“新型インフルエンザ”の流行が確認された場合、とりあえず

“自宅で篭城するつもりで、最低一か月分の食料の備蓄。人の集まるところには絶対に行かない。うがい、手洗いの励行、マスクの着用”を是非心がけてください。

日本への“新型インフルエンザ”の上陸、流行等の兆しが見られたときは、

  1. 電話での応対、相談受付 
  2. 常日頃服用されている薬の長期の処方(なるべく医療機関に近づかないように、感染しないように)
  3. もし“新型インフルエンザ”らしきものに感染されたと思われる患者様は、来院ではなく往診で対応する(他の人に感染させない為)

等の対策を考えております。
その時の状況により、その都度具体的な対応を取っていきたいと考えております。

今後ともこのホームページをご覧頂き、かかりつけ医とご相談くださいませ。

                                            2009年4月28日