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2022年 3月 巻頭言

巻頭言


「岡山キワニスクラブを楽しんで」

 


独立行政法人国立病院機構岡山医療センター
久保俊英

 

 昨年末の岡山県医師会報に寄稿しましたように、私は2020年7月に発足した岡山キワニスクラブの初代会長として活動しております。正直言って、当初はロータリークラブ、ライオンズクラブに次ぐ世界第3の規模の、対象を小児に特化した社会奉仕団体と言われても、名前も聞いたことがなく、周囲に知っている人もいない状況のため、半信半疑で、厄介な話を持ち込まれたというのが半分はありました。しかし、いろいろ説明を聞き、調べていくうちに、これは私を現在あるまでにしてくれた社会への恩返しに引き受けるべきものとの結論に至りました。
 イメージとして、こういったクラブは半分は財界人やお偉いさん方の社交の場として存在すると思っていたのですが、キワニスクラブには殆どその要素がないのが私には向いていたようです。もちろん、事務局を引き受けてくれている中国電力や、中国銀行、RSKホールディングス、中電工、NTT西日本、岡山放送など主要な企業も参加してくれているのですが、俳優の八名信夫さん、福原由紀子さんや、アコーディオン奏者の檜山武雄さん、画家の鹿村あやさんなどの個人活動家に加えて、医師、弁護士、会社社長などの個人事業主に県会議員など、本当に子ども好きの多士済々のメンバーが集まってきました。しかし、なんといっても一番の特徴は一般の主婦の方々の参加です。他のクラブではあまりないことではないでしょうか。この主婦の方々が当クラブのパワーの源と言っても過言ではないくらいに大活躍してくださっています。
 クラブとしての活動内容は県医師会報に書かせていただきましたが、基本姿勢は「子どもたちのために、子どもたちと一緒に。」です。岡山医療センターのvisionである「地域から求められる医療」ではありませんが、「子どもたちから求められる社会奉仕」です。決してお仕着せにならないようにと考えています。
 私にとって本クラブ立ち上げによる恩恵の1つは、上記しました多種多様な方たちと知己になれたことです。医者というムラ社会に長く住んでいる私にとって、最初は戸惑いもありましたが、目の前に一気にいろんな世界が広がって、改めて自分が住んでいた世界の狭さを思い知らされる毎日です。例会の卓話で、いろんな職種の話が聞けるのも大きな楽しみの一つです。
 社会奉仕という贖罪?をしながら、自分自身が大いに楽しむ。もう少しクラブの道筋が出来たら会長職をどなたかに譲って、一会員として気楽にもっともっと楽しむ活動をしていきたいと考えています。
 先生方も、関心のある方はぜひご参加いただきたいですし、紹介もお願いいたします、

岡山キワニスクラブ事務局(中国電力岡山支社内)      担当:井ノ本・安藤      TEL:086−222−6731
 

投稿日時: 2022-03-03 09:46:10 (182 ヒット)


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