御津医師会会長 駒越春樹
庭の蠟梅の木にメジロが二羽やってきて、夢中になって花の蜜を吸う姿が見られました。春の訪れを感じます。春は別れの季節であり、また新しい出会いの季節でもあります。
2014年6月に吉備医師会の岡山市高松地区、足守地区の全会員34名の方から、御津医師会に入会合流したいとの正式な申し出がありました。高松・足守地区は私たちの医師会の西に隣接する地域で、同じ行政区域にあります。この両者を合わせると広大な地域となり岡山市の北西部の大半を占めます。この10年ほどの間に、講演会や、懇親会を通じて個人的な付き合いも増えており、かなり親密な関係ができていました。さらに合流準備委員会を作り、合流に向けての退会、入会などの諸手続き、合流後の医師会活動、情報伝達・広報の方法、役員のことなど協議を重ねて参りました。6月22日に御津医師会理事会全員で、定款第7条第1項に従い、申し出のあった34名の全員の入会を承認しました。3月31日に吉備医師会を退会し、翌4月1日に御津医師会入会となるよう手続きを進めています。
入会に先立ち本年3月14日には臨時総会を開催し、「理事会で入会を認めた高松・足守地区の皆様を大いに歓迎することを表明する」決議をしたいと考えております。是非、皆様のご賛同を得て、円滑な受け入れができるようにしたいと思います。臨時総会後、顔合わせのための歓迎の懇親会を行います。できるだけ多くの会員でお迎えしたいと思います。ご参加の程よろしくお願い申し上げます。
今回のことは、法人同士の合併とは異なり、法人格を持たないある地区の医師がまとまって同時に入会するということで、あえて合流と呼んでいます。他医師会から合意の上地域でまとまって退会してくるということで、今回の入会に関しては入会金は頂きません。先日吉備医師会から、公益目的支出計画に支障のない資産を一部御津医師会に寄付したいとのお話をいただき、種々検討の結果寄付をお受けすることに致しました。
合流後新たな仲間同士で開業医、勤務医と、立場は異なっていても会員の生存権を保障し、医師として地域住民の命を守っていくために何ができるのか一緒に考えていきたいと思います。
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