御津医師会会長 難波 晃
今年の冬は例年にも増して厳しい寒さが続きました。東日本大震災被害地の方々も大変なご苦労が続いたことだろうと思われます。今年はなんとか平穏な年であってほしいものです。
私が御津医師会かじ取りの任をいただいてから、早いもので丸2年が経過しました。この間個人の力としては何もできませんでしたが、会員の先生方なかでも5人の副会長の先生方の絶大なご協力をいただき、何とか過ごすことができました。会員の先生方には色々ご意見も多いと思いますが、それでも菅波前会長のご意思の何分の一かを継承し、地域医療における御津医師会としての考え、方針をいくらかは具現化することができたのではないかと思っております。
地域医療学術シンポジュム、ワールドカフェの開催等を通じて地域の方々、また介護職やその他パラメディカルの方々と膝を交えて歓談し、相互の信頼関係を深めることができたことは私にとって最も喜びとするところです。
今後御津医師会の仕事としては、法人の移行を始めとして、病診連携、更なる地域医療の充実等課題は山積みですが、今回執行部役員が一新され、森脇新会長をはじめとして仕事のできる方々がその任につかれました。本当の意味で会員の先生方のご要望に応え得る体制になるのではないかと期待しております。「医師会とは」という新会長のご発言もありましたが、会員の先生方お一人お一人にとっての医師会の存在意義、あり方が以前と比較していくらか希薄になりつつあるのでは…という懸念も感じます。本来医師会は会員全員のものであり、相互の信頼関係を深め、スムースな協力関係を構築し、親睦を深めていく組織だと小生は認識しております。現在御津医師会のプログラムとして推進している地域医療を中心とする各種のイベントも、会員の先生お一人お一人に密接に関係するものだと信じ作業を進めてまいりましたし、今後もさらに継承されていくことと思います。小生の任期としてはこれで終了いたしましたが、新体制になりましても、これまで以上のご協力を頂けることを期待しております。
在任中のご厚情、ご指導に対し厚くお礼申し上げるとともに、今後とも御津医師会を何卒宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。
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