2012年12月 巻頭言

                            御津医師会会長 森脇和久 
 今年も残すところわずか一か月となり、会員の皆様方には慌ただしい日々をお過ごしのことと存じます。師走の衆議院選挙も持ち上がり、この国は今後どうなって行くのでしょうか。
 さて、わが御津医師会ですが、4月より新執行部となり約8か月間活動して参りました。当初掲げておりました二つの課題の経過は以下のごとくです。
?「新法人への移行」
 法人移行委員会の先生方、後藤税理士様、岡田さん等のご尽力で無事申請手続きが終了致しました。新法人の登記までの道のりはまだまだ険しいのですが、やっと出口の明かりが見えてきたようです。しかし、新法人移行後の医師会活動が今まで通りの財政状態で維持できるのか、今後医師会内でのさらなる議論が必要と思われます。
?「在宅医療を推進するために御津医師会が多職種との連携の核になる」
 岡山県から委託された「在宅医療連携拠点事業」を受託し、医師会内に「御津医師会地域連携室」を立ち上げることが出来、やっとスタートラインに立つことが出来ました。現在、地域の医療・介護施設等のマップ作りから始めていますが、今後、「在宅医療」を認知して頂くことを目的とした地域での啓蒙活動、急性期病院とのさらなる信頼関係の構築、医師会内の在宅医療実施機関同志の協力体制の再構築等を進めて行きたいと考えております。
 その他、[第一回御津医師会在宅医療を推進する会](7月)
 [医療連携意見交換会「どうすればスムースに退院調整ができるか」](8月)
 [急性期病院岡山医療センターの先生方との意見交換会](8月)
 [地域の皆様との意見交換会「在宅での看取りを考える」](9月)
などの会議を重ね、その集大成として10月20日[第4回御津医師会地域医療学術シンポジュム「在宅での看取り」]を開催することが出来ました。また、「在宅医療連携拠点事業」の一環として、11月8日には「たんぽぽクリニック」の永井康徳先生をお招きし、「在宅医療が地域医療の疲弊を救う!?」と題して御講演頂き、急性期病院の先生方も、我々開業医もおおいに感銘を受けました。
 以上、本年は「在宅医療」に明け暮れた一年でしたが、来年も益々「在宅医療」推進のために力を注ぐと同時に、新法人の設立・運営に努力したいと思います。
 会員の先生方の一層のご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
 皆様方、良い新年をお迎えくださいませ!!

投稿日時: 2012-11-30 14:07:46 (796 ヒット)


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