2008年9月 夜間診療輪番制の推進

御津医師会会長 菅波 茂

地区医師会の最も重要な役割は「医療現場を守る」ことである。地域住民の必要とする医療現場も社会状況に応じて変化してきている。社会状況により変化する医療現場に如何に対応するのか。地区医師会の哲学と力量が問われている。ただし、医師会は医療の専門家集団であっても、地域住民の生活に関する専門家ではない。それは町内会の役割である。「花のことは花に聴け」と世阿弥は言った。「地域住民の生活のことは町内会に聴け」が地域住民の生活を支える一環としての医療の役割である。

親にとって子供は希望である。希望の反対語は絶望である。子供の生命に関わることは親にとって最優先事項となる。男女同格参画社会に於いては夫婦共に社会で働いている。仕事が済んで帰宅すると子供の体調がおかしければ気が気でない。子供の体調の程度はわからない。夜が怖い。明日まで待てない。明日になれば自分にも仕事がある。今日中に何とかしたい。どこに相談すればいいのか。現状では救急病院しかない。では夜間救急病院に受診しよう。これが現代社会の夜間の医療現場である。それ以上でもそれ以下でもない。  

御津医師会では一宮地区と津高地区における月曜日から金曜日の午後6時半から午後10時までの夜間輪番制を開業医の有志によって運営することを計画している。お蔭さまで医師会内部の体制は整いつつある。後は一宮地区と津高地区の連合町内会とのコンセンサス形成が不可欠である。夜間輪番制度は御津医師会と両連合町内会との協働作業となるのが最も望ましい。

医師会とは何か。構成しているメンバーは医師免許にもとづいた活動を要求されている。それは「人の命を助けろ、救え、見放すな!」である。御津医師会は「医療現場を守る」医師の集団としての視点をますます強化していきたい。 会員の皆様の御理解と御支援をお願いしたい。

投稿日時: 2008-09-27 20:33:06 (822 ヒット)


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